俺の姿が、透明に!? 不可視の薬と数奇な運命

2020

『俺の姿が、透明に!? 不可視の薬と数奇な運命』は、2020年にWIN用として、Hulotteから発売されました。

今回は透明人間ネタになります。
『出会って5分は俺のもの!』が面白かったことから興味を持った作品でした。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
『用法・用量を守って正しく透明人間化しましょう!』
バーチャルネットアイドルの動画を見ていた主人公・待雪晴季。
その配信で突然、視聴者に向けた抽選が行われることに。
当選するとその賞品として──
『なんでも望みを叶えてあげちゃうスペシャルな権利をプレゼント!』
とりあえず応募した晴季だったが、結果はなんと当選!
アイドル本人からメッセージが届く。
『今からそちらに行くので、シクヨロ♪』
すぐに鳴ったチャイムに呼び出されて、玄関に向かうとバーチャルネットアイドル・葛ノ葉チトセが待っていた。
そこで晴季は謎の薬を手渡される。
「え、えっと、なにこれ……?」
「ズバリ! 飲むと透明人間になれちゃうおクスリって寸法よー!」

<感想>

透明人間ネタは結構好きで、『透明人間あらわるあらわる』をはじめ、エロゲでもかなりプレイしてきたと思います。
もっとも、透明人間になって何をやるかというと、覗きくらいしか有効な使い道はないわけでして。
幽体離脱であれば、もっと使い道はあるのですが、透明人間は実体があるので、どうしても使い道が限定されてしまいます。
そういう事情もあってか、透明人間ネタを扱ったエロゲも、その大半はヌキゲーと呼ばれるエロ重視の作品であり、更には低価格作品や同人ゲーが多かったです。

本作は、透明人間を題材にしつつも、同時にフルプライスの恋愛ゲーであり珍しいといえること、ブランド前作の『出会って5分は俺のもの!』が面白かったので、こちらも期待できるかもと思いプレイした作品でした。

さて、肝心の内容なのですが、正直なところ、想定し得る悪い方がそのまま妥当してしまいました。
つまり、シナリオゲーとして楽しめるほどのストーリーの面白さはなく、エロ重視のヌキゲーとして楽しめるほどのエロがあるわけでもなく、まさに帯に短したすきに長しといった感じです。
この作品に対する感想はこれに尽きてしまいますので、短いですが今回はこれで終わります。

<評価>

楽しめるところもあったのですが、プレイする意味は全然なかったかなということで、総合でも凡作とします。
透明人間ネタの作品はいろいろやっているだけに、ちょっと辛めになっています。

まぁ、キャラは可愛いですし、フルプライスの透明人間ネタの作品も珍しいでしょうから、ちょっとした変化球作品としての刺激はあると思います。
したがって、キャラや透明人間ネタに興味を持ったというのであれば、楽しめる可能性はあるように思いますね。

ランク:D-(凡作)

駿河屋

Last Updated on 2024-08-07 by katan

タイトルとURLをコピーしました