『奥さまの回復術』は2022年にWIN用として、アリスソフトから発売されました。
アリスソフト1年半ぶりの新作でした。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
純愛編
成人しても魔力が発現しない獅音は、治療のために、魔法研究に従事している若夫婦に預けられた。
ある事件を切っ掛けに、ようやく魔力が発現するも、その制御ができず、改めて、治癒術師である瑠衣が彼の面倒を見ることに。
しかし、一人前に魔法が扱えるようになるには、性的な意味で大人になる必要があった。
人妻である瑠衣が、獅音の童貞を卒業させるわけにもいかず、彼女ができるまでという条件で、その準備を進めていくことになるが……
寝取られ編
まったく子供ができる気配のない息子夫婦に業を煮やした義父は、虎視眈々とその機会を窺っていた。
自らの子種を、直接、瑠衣に植え付けるために、村人たちを巻き込んで、彼女を陥れる。
執拗な義父の責めに、心も身体も蝕まれていく瑠衣。
夫である蒼夜は、愛する妻を救うことができるのか……?
<感想>
2021年は、アリスソフトから新作が発売されませんでした。
これ、昔からのアリスファンである私としては、かなりショックなことでした。
昔は年に何本も発売していましたし、会報で新作情報を聞くだけでも楽しみだっただけに、凄く寂しかったのです。
とはいえ、最近はソシャゲに移ってしまうブランドも多いだけに、1年半ぶりに新作が出るということで、それだけでも嬉しかったです。
本作について、まず注目すべきは販売方法なのでしょう。
本作には「純愛編」と「寝取られ編」とがあり、DL版では別々に販売されています。
他方、パッケージ版ではその両方が一緒になっています。
私は純愛のストーリーが良いほど、寝取られの方の破壊力が増すと考えますし、その落差がある方が良いと考えるタイプですから、パッケージ版のように両方含まれている方だけで良いと思っています。
しかし、ゼロ年代以降のユーザーの場合、純愛だけで良い、寝取られはいらないといったように、苦手なものに触れたくない方が増えてきました。
そうしたユーザー層の変化を考えた場合、本作の様な売り方はありでしょうし、むしろ登場するのが遅かったくらいなのでしょう。
アリスは、これまでにも様々な試みを行ってきました。
常に挑戦し続ける姿勢があるからこそ、40年も会社が存続できるのでしょう。
まぁ、必ずしもその試みの全てが成功というわけにはいきませんし、すぐに他にも浸透するというわけでもないのですが、数年後に業界全体に浸透して定着することもありますからね。
自分に合う合わないは別として、挑戦し続けること自体は良いことだと思います。
さて、問題は肝心の本作の中身です。本作は純愛編と寝取られ編に分かれていますが、これはあくまでも、間男にやられるか、やられないかの区別するためのものであり、あまり純愛とかの言葉にこだわらない方が良いでしょうね。
純愛編の方はマップ移動式になっており、戦闘要素もあることから、ちょっとしたゲーム性もあります。
ただ、本当に簡易的なもので、面白くなるどころか、かえって煩わしくなっているだけに感じました。
何でこんな中途半端なシステムにしたのか、ちょっと疑問が残ります。
寝取られ編の方は、そうした煩わしさはないのですが、
キャラの設定や性格の関係から、あまり寝取られ感がありませんでした。
<評価>
総合では凡作とします。
アリスでなければ興味を持つこともなかったかもしれません。
作品としては、正直残念な内容ではあったのですが、上記のとおり、アリスの試みは、業界のその後に影響を及ぼす可能性もあるわけでして。
そういう意味では、後に資料的価値が出てくるかもしれませんし、何より、今後のアリスの作品につながっていくことを期待したいものです。
ランク:D-(凡作)
Last Updated on 2024-04-21 by katan




コメント
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本作と若干事情は違いますが、和姦編と凌辱編の分割販売自体は下記のようなエロゲですでに登場しているのでは?
『オレの恋人 〜氷川雫』『オレの奴隷 〜氷川雫』
『エンゲージ〜お姉様と私〜百合編』『エンゲージ〜お姉様と私〜凌辱編』
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>あーみさん
記載いただいた作品のように、既に発売されている作品のDL版を発売するにあたり、分割して販売するケースや、ファンディスク的作品で複数のパターンというのは、これまでにも、他にもいろいろあったと思います。
完全な新規の作品で分割してきたことが、本作の特徴といえるのでしょう。