『NIGHT SEEP(ナイトシープ)』は1991年にPC98用として、グレイから発売されました。
これはグレイの処女作だったはずですが、結局これ1本だったのかな・・・?
<概要>
このゲーム、ところによってはRPGと紹介され、ところによってはテーブルゲームと紹介されています。
どういうことかと言うと、テーブルゲームのいろんな要素で構成されたRPGだったのです。
だから基本的な構造としてはRPGとなるのでしょうが、いわゆるRPG好きよりはテーブルゲーム好きに向いた、一風変わった作品だったのです。
<感想>
さて、具体的に中身を見ていきますと、主人公は夢の世界へ入れるという特殊能力を持った少女になります。
夢の中に入り込める能力を持った者は他にもいて、中には悪の集団もあるわけですね。
主人公は夢の世界に入り、2人の姉と共に夢の中に引きずり込まれた人を助けることが目的となります。
主人公のあさみは学生ですから、基本的には学校にいます。
食堂では情報を収集し、購買部でアイテムを購入、保健室でセーブができるなど、学校内が街の役割を果たします。
そして教室内で眠りにつくと、いざ夢の世界への旅立ちとなるのです。
この夢の世界が通常のRPGでいうところのダンジョンになるのですが、端的に言えば双六になっています。
カードを引いて出ただけ進み、止まった場所で戦闘をしたり、イベントを見たりするわけですね。
戦闘も、もちろんカードバトルになります。
こういう構造ですので、基本的には双六+カードの印象が強いでしょうか。
ただ、他にもミニゲーム的にパズルとかが散りばめられていますので、全体としてはテーブルゲームの集合体って感じになるわけですね。
一応、移動しつつ敵と戦い、それによりキャラを育てていくという意味では、基本構造はRPGともいえるのでしょう。
ただ、計画的に進行できるわけでもないですし、たぶん普通のRPG好きが求めるものとも異なるのでしょう。
他方で、上記のように各種パズルが上手くちりばめられていますので、再三繰り返すようにそうしたパズル系が好きな人向けなのだと思います。
<評価>
ゲームはサクサクとテンポ良く進みますし、個々の要素は既にあるものでも、それを上手く設定内に溶け込ませている点、及びキャラもあまり見かけないタイプで好印象ということで、総合でも良作といえるでしょう。
個人的には結構好きな作品でしたね。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-08-23 by katan



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