『粘獄のリーゼ』は2016年にWIN用として、ミルフィーユから発売されました。
タイトルからも何となく想像できるかもしれないけれど、粘液と触手に特化した作品でした。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
『教会』の命を受け神の敵たる悪魔を狩る聖女たち『イバラの姉妹』。
不名誉なる呼び名を戴きながらも、彼女たちはその純潔なる魂と美しき肢体を懸けて人知れず悪魔たちと戦い続ける。
ある廃棄施設の調査任務を受け辺境の街を訪れた『イバラの姉妹』のリーゼ・ヘルデブランド。
そして、そこで邂逅した退魔師の荒神光流。
そりの合わない二人は、それぞれの目的を果たすために魔窟へと足を踏み入れるのだが……。
そこには凄腕の悪魔祓い少女たちを汚し、しゃぶり尽くす淫らな罠が張り巡らされているのだった。
<感想>
上記のように本作は、主人公でありヒロインであるリーゼ視点で進みます。
ストーリーも必要な分はあるのだけれど、どっちかというと、エロを重視する人の方が楽しめるのでしょう。
そのエロなのですが、本作は粘液と触手に特化した作品です。
勝気なヒロインが陵辱されて、粘液まみれになる。
それだけでもそそるものがありますが、触手プレイに様々な異種姦があることから、その手の作品が好きなら高確率で楽しめる内容になっています。
しかも、ヒロインの恰好がね、修道服とラバースーツが混ざったような服装なので、なかなかにマニアックというか、ツボにくると相当ハマれる破壊力も秘めています。
また、ロープライス枠にしては高めの設定の価格ではありますが、価格相当のCGもありますので、分量的にも問題ないですしね。
賛否が分かれるとするならば、ゲームデザイン全般となるのでしょうか。
本作はノベルゲームであり、選択肢により分岐します。
ただ、間違った選択をすると主人公が陵辱されて、そのまま即バッドエンドというものが多くありました。
私は特に気になりませんが、即バッド行きの作品は昔の作品の方が多いこともあり、この形式というだけで古臭く感じる人もいるかもしれません。
それに加えて、本作はワイド画面ではなく、通常の画面サイズになります。
また、立ち絵ではなく、フェイスウインドウのみで進行する場面も多々ありました。
これらも、今よりも昔の方が多かった要素です。
そうなると、仮に個々の要素自体は気にならないとしても、ゲームをプレイしていて、ゲーム全体で考えると、どことなく昔の作品の様な、古臭い印象を受けてしまいかねません。
もちろん、この形式が全く気にならない人や、むしろこういう形式の方が好みという人であれば、十分に楽しむことができます。
しかし、エロゲユーザーの中には、わりとすぐに古臭いって表現を用いる人もいますし、数年前の作品が楽しめないって割合も他媒体より高いですからね。
そういう人には、あまり向いていないように思います。
<評価>
総じて、2016年の作品らしくないというか、数年前の作品のような印象を抱いてしまうわけでして。
堅実に纏められた良い作品ではあるのだけれど、もう少し今の作品っぽさがあれば良かったかなと、その点が少し気になりました。
とはいうものの、修道服風のラバースーツを身にまとった勝気な女性が、触手・粘液まみれになる。
そう聞いて魅力を感じる人なら、まず楽しめるでしょう。
そしてこれらの属性が全て好きならば、良作以上の、かなりハマれるだけの破壊力も秘めていると思いますね。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-09-07 by katan
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