『姪のビッチ化が許せない!』は2014年にWIN用として、Blue Devilから発売されました。
ビッチヒロインという作品は幾つかあるけれど、姪であるというのがミソなんですよね。
<概要>
あらすじ・・・理工学部の準教授として多忙な日々を送る主人公・芦原 弘樹は、ある年の夏、兄夫婦から「娘の千咲の家庭教師をしてほしい」という依頼を受ける。
真面目で清楚な姪に密かな好意を寄せていた弘樹は数年ぶりの再会に胸を躍らせるが、そこで待っていたのは金髪&褐色肌の見知らぬギャル。
それは、かつて優等生だった千咲の変わり果てた姿だった。
ショックを受けながらも、千咲のためだと家庭教師を引き受ける弘樹。
そんなある日、千咲が見た目通りのふしだらな淫乱ビッチだと知った弘樹は、それまでの好意が憎しみへと裏返り、溜まりに溜まった劣情を千咲にぶつける決意をする!
セールスポイント
≪生意気なJKギャルを調教せよ!≫
享楽的で貞操観念の薄いビッチ系ギャルを、大人のテクニックで籠絡する調教ストーリーです。
経験豊富とうぬぼれているヒロインに本当のセックスを教え込み、従順なメス奴隷に仕立て上げましょう。
≪2つのルートを用意!≫
ヒロインを欲望のままに弄ぶ【調教ルート】と、ビッチ化した理由が判明する【更生ルート】の2つのルートを用意。
【調教ルート】は凌辱風、【更生ルート】は純愛風と、シチュエーション豊富なエッチシーンが楽しめます。
さらに【更生ルート】では、優等生姿に戻ったヒロインとのエッチも……。
<感想>
自分だけかもしれないけれど、2014年はビッチゲーに勢いがあるような気がするわけでして。
本作も、そんなビッチゲーの中の一本になります。
大体の内容は上記の商品紹介にある通りなので、購入して予想と違っていたということはないのでしょう。
本作には2本のルートがあり、一つはビッチヒロインをビッチのまま調教する「調教ルート」になります。
商品紹介では陵辱風とありますが、同時に抜きゲーとしてのエロ重視なルートですね。
これだけでも抜きゲーとしては及第点だったのでしょうが、言い換えれば調教ルートだけなら普通のビッチ陵辱ゲーでしかありません。
本作には、他と異なる要素として「更生ルート」があります。
更生と言っても、人間は簡単には変わらないですからね。
だからとりあえず先に、見た目だけ元の清楚風に戻るのだけれど、中身はまだビッチのままという状態です。
つまり調教ルートは外見も中身もビッチなヒロインとのHであり、更生ルートは外見は清楚で中身はビッチなヒロインとのHですので、異なるタイプのビッチとHする作品なのです。
ところで、私は元々ビッチヒロインが好きというわけではなかったので、ビッチが好きな人だとまた違う印象を受けるのかもしれないですが、とりあえずビッチヒロインがそれほど好きでなかった自分みたいな人には、本作は入っていきやすい作品でした。
というのも、ヒロインは根っからの淫乱というのではなく、トラウマがあってビッチ化に至った経緯がありますし、生は駄目とか自分の中でのルールも存在していて、一応彼女なりの筋がきちんと通っているんですね。
だから抵抗もなく楽しめたのでしょう。
また、主人公がヒロインの叔父という立場であることも重要で、年長者として更生させるという方向性、大人の主人公としての行動というものが、ちょっと他のエロゲと雰囲気を異にしていて良かったです。
<評価>
なまじリアリティのある流れだっただけに、更生ルートのENDで逆に違和感を生じてしまい、それが引っかかったので、個人的には良作に近い佳作としておきます。
それさえなければ、文句なしに良作でした。
まぁ、人によっては気にならないと思うような、些細な点ではあるのですけどね。
本作はビッチの異なる側面を扱うことで、ビッチ好きの好みに対応しつつも、ビッチゲー初心者にも向いた作品とも言えますので、比較的この手のジャンルの中でもオススメな作品だと思いますね。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-10-20 by katan
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