『めばえ』は2011年にWIN用として、たぬきそふとから発売されました。
たぬきそふと復活・・・と個人的には感じた作品でした。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
ヒロインは姉とクラスで一番の美少女(非処女)。
そのどっちかと結ばれるか、或いはハーレムになるか。
その過程で、とにかくHしまくる作品になります。
<感想>
たぬきそふと関連の作品は好きで全部プレイしてきたのですが、RUNE時代の『娘姉妹』が一番楽しめ、そこから微妙に下り坂って印象でした。
当初はロリゲーとして有名だったのですが、次第に頭身は上がっていき、もはやロリゲーファンが認めるようなロリキャラではないかもしれません。
もっとも、私自身はロリゲーも楽しめるものの、完全なロリキャラより、むしろ可愛いけど少し頭身高めのキャラの方が好みなので、個人的にはこの変化は嬉しかったんですよね。
そうであれば新しい作品になればなるほど楽しめそうなものですが、実際はその逆だったのです。
その理由として、テキストが何だか楽しめなくなったというのがあります。
もっとも、テキストが楽しめるか否かは気分にも左右されるでしょうが、それ以上に、主人公の持つ変態性とかが失われていったのが、私の楽しめなくなっていった主原因なのだと思います。
2010年の『少交女』があまり楽しめなかったこともあり、もし本作が駄目だったらもう次はやめようと思ったんですけどね。
それでプレイしてみたら、冒頭の感想になったのです。
主人公は○学生であり、性に目覚め、それしか考えられないようなお年頃。
何だかその時の気持ちを思い出したかのようでしたね。
よく思いつくなと呆れんばかりの変態主人公で、頭の中にオナニーのことしかありません。
一体何回この文字を目にしたことか。
でも、たぬきそふとに求めていたのはこれだよと、大いに満足したものです。
そして一見すると異常なようなものの、よく考えるとこの頃の男の子なんてそんなものだよなと、そうなるとある意味とってもリアリティがあるのかと思ったりするわけで。
テキスト全般は非常に楽しめましたね。
ヒロインは一人はクラス一の美少女で、一人は自分の姉。
この時期なら最も気になる女性ですよね。
ビジュアル的にはクラスメートの莉子の方が好みだったのですが、プレイしてみて姉の杏奈の魅力にすっかりはまりました。
何だ、この可愛い姉はw・・・って。
さんざん主人公のおかずにされている杏奈ですが、恥じらいつつも、健気に性の勉強をしてみたり、行動の一つ一つが可愛すぎるのです。
かなりの姉萌えゲーであり、今更ながらに姉萌えゲーってこんなに良かったのかと思わされたものです。
他方でストーリーはいつもと似たようなもので、良くも悪くもいつも通り。
腹ボテなど、きちんと今回もあるので、安心して楽しめます。
<評価>
グラフィックその他はいつも通りでしょうね。
だから従来のファンなら満足できるし、そうでないなら楽しめない。
たぬきそふとのゲーム全般に言えることですが、決して万人向けではなく、ファン向けって感じですし。
ただ、今回はこれまでのようなロリゲーというのではなく、可愛い姉萌えゲーなのであり、その点で方向性が少し異なるのかなと。
ストーリーの弱さなどもあるし、本作にしかない魅力もやや弱いので、名作というにはパンチに欠ける面もあるでしょう。
そのため、総合でも良作としておきます。
もっとも、姉萌えゲーの魅力と、たぬきそふとの魅力を再確認できた作品ですし、次にも期待したくなったという点で満足度の高い作品でした。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-12-18 by katan
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