檸檬 ~影絵亭ノスタルジヤ~

2000

『檸檬 ~影絵亭ノスタルジヤ~』は2000年にWIN用として、13cmから発売されました。

さっぽろももこさんの原画で大正時代ということから注目した作品でした。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
時は大正の頃、舞台は東京。
売文の徒として気ままな都市生活を送る青年、相馬隆一郎。  
叔父がオーナーをするカフェ影絵亭が彼の行きつけの店である。
あるとき彼は叔父から影絵亭を譲り受けることになる。  
その際になんと女給から影絵亭が娼館であったことを告げられる。  
あこがれの女給が娼婦だった…。 
驚きを隠せない彼に女給たちは今まで見せたことのない妖しい表情を浮かべるのだった。
夜の帳と共に女給たちの表情がゆっくりと欲望に翳っていく。  
今夜、影絵亭はあなたのためだけの娼館になる。

<感想>

13cmは、デビュー当初は印象が薄かったのですが、『好き好き大好き!』(1998、SSD)により、ストーリー重視のユーザーに強烈な印象を与えました。
その後も、1999年には、元長柾木氏により『嬌烙の館』と『フロレアール』が作られ、他にはない尖った作品を求めるユーザーの中では、13cmは要注目のブランドとなっていました。
そして、そんな中で発売されたのが、本作でした。

まぁ、間に『DEVOTE』とか、普通のエロ重視作品も発売されていましたからね。
厳密に言うならば、抜きゲーが基本でありつつ、もしかしたら強烈な作品が混ざっているかもしれない、そんな感じの期待度だったと思います。

また、本作の原画は、さっぽろももこさんで、80年代から活躍されていた実力のある原画さんですし、大正時代を扱った作品ということでも注目されやすかったと思います。

実際、服装へのこだわり等、グラフィックについては、期待したとおりの内容だったと思います。
しかしながら、内容の方は、残念ながらエロばかりであり、SSDの様な尖った作品を求めている人には、どうしてももの足りなく感じる作品でした。

<評価>

総合では凡作といえるでしょう。

内容的には平凡な抜きゲーということで、凡作と判断しましたが、グラフィックは良かったので、エロ目的で原画のファンであれば、満足できるのではないでしょうか。

ランク:D(凡作)


Last Updated on 2025-01-29 by katan

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