『通淫母 ~我が子の下宿でオンナに戻る母~』は、2015年にWIN用として、CATTLEYAから発売されました。
紅葉-Kさんの人妻もので、久しぶりのフルプライス作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
主人公「神原透」は春から一人暮らしを始めたばかり。
母親の「神原千尋」からは「ちゃんとやっているの?」と毎日のように小言の電話がかかってきてうんざり。
とはいえ、慣れない一人暮らしに戸惑うことも多く、友人「伊波裕紀」の母親でマンションのオーナーでもある「伊波明穂」にはつい頼りがちに。
母と同じぐらいの年齢にもかかわらず、豊満で強烈にオンナを感じさせる明穂の肉体がどうしても気になってしまう透。
終電を逃すたびに透のマンションに立ち寄る叔母の「相庭睦美」の無防備な寝姿や、再会したかつての担任教師である「曽川温子」の垣間見せるオンナの表情など、気が付けば透の周りには魅力的な大人の女性でいっぱいに。
そんな折、息子を心配した千尋が上京してくる。
実家にいた時のように母に小言を言われながらも、久しぶりの母の手料理に舌鼓を打ち、母の愛情のありがたさを実感する透。
同時に今まで、地味だと思っていた母が、実は明穂と同じぐらいグラマーでその肉体にオンナを秘めていたことに気づいてしまうのだった。
母さんお願い!一度でいいからヤらせてよ!
<感想>
メインヒロインが母親なので、まずは近親ものが好きか否かで、本作に対する印象が変わってくると思います。
それと、ヒロインの一人に友人の母親がおり、もちろん攻略対象なのですが、ルートによっては主人公X母親と友人Xその母親という、ダブルの相姦ルートもあります。
これだけは最初は攻略制限がかかっており、最後の目玉とも言えるルートですので、人によっては凄く興奮できるでしょう。
個人的にもここが本作のストーリーにおける見所と思ったのですが、ヒロインが他の男とHをすることにはかわりないので、ヒロインを独占したいという人だと、もしかしたら合わないおそれもあるかもしれません。
また、本作にはハーレムルートとか、複数のヒロインと同時に関係を持つルートも複数あるのですが、それはヒロインごとの個別ルートに入った際に、ハッピーエンドから分岐した、いわばバッドルートのようなものでして。
まぁハッピーかハーレムかなので、どっちに転んでも美味しいのだけれど、作品の作りとしてはハッピールートに力を入れているので、ハーレム目当てだと少しあっさり気味に感じるように思います。
近親ものとしては、最初こそ嫌悪感を示すものの、早くに関係を肯定しますので、あまり背徳感とかはなかったですかね。
ストーリー的にも特別なものはないですし。ただ、佐野さんとかがシナリオを手がけているからか、読んでいて読みやすかったですし、テキスト自体は良かったのではないでしょうか。
グラフィックは、紅葉-Kさんのキャラデザは非常に良かったものの、塗りが少し浮いて見えますかね。
もっとも、CATTLEYAの以前の作品よりは自然な感じになって良くなっており、十分満足できる水準だとは思いますけれど。
<評価>
少し悩みました。
2015年は人妻もので心底楽しめた作品がないこともあり、相対的には同年の人妻ものの中では上位クラスと言えるのでしょう。
だから人妻ものという枠組みで考えるならば、良作相当と言っても良いかと思います。
他方で、他のジャンルでは結構進化の見られた年だけに、作品としての工夫の少ない本作は、現状としては佳作程度になるのかなと。
そういうわけで、総合では佳作としておきます。
まぁ私の場合は塗りに少し違和感があったのもありますから、この塗りで何ら問題ないよという人で人妻好きという人ならば、本作はテキスト等が安定していることもあり、まず楽しめるかと思いますね。
ランク:C-(佳作)
Last Updated on 2024-09-27 by katan
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