『真夜中の探偵 ナイトウォーカー』は1993年にPC98用として、TOMBOYから発売されました。
TVアニメとして放送された初のアダルトゲームでもあり、その意味での話題性もあった作品ですね。
<概要>
ゲームジャンルはコマンド選択式ADVになります。
主人公は表向きは私立探偵だけど、実は吸血鬼でして。
ハンターとして闇の種族を倒して、それで事件を解決していくっていう感じのストーリーの作品でした。
<感想>
出来自体は良くても並程度だと思うけれど、個人的に吸血鬼ものが好きなので、性に合った作品ではありましたね。
グラフィックは若干劇画調で、しかも結構スプラッタなシーンもあります。
これは好みが分かれそうな気はしますが、他と毛色が違うという点では評価できるかと思いますね。
総じて、特に目立った欠点もないけれど、これがといえるような特徴もない作品だったと思います。
私のように吸血鬼ものが好きな人ならば、たぶん普通に楽しめるのではないでしょうか。
そのため、総合でも佳作とします。
<アニメ>
まぁ、本作自体の印象は実は結構薄いです。
本来なら何年も経ったら忘れてしまいそうです。
しかし、今でも覚えているのは、本作がアニメ化されているからなんです。
いや、アニメもアニメでそれなりには面白くて私も毎週見ていたのですが、これまた特別に優れていたわけではありません。
特に最終話はぼろくそに叩かれていましたしね。
だからアニメは見てくださいっていうわけでもないです。
ただ、このゲームがアニメ化されたっていう事実自体が不思議な気がするわけでして。
というのも、今ならすぐにアダルトゲームもアニメ化されますけどね。
これがアニメ化された98年は、まだそういう状況ではなかったです。
何でそんなに評判が良かったわけでもないゲームを、しかも発売から5年も経ってからアニメ化するのか。
ただ単純に、そのことが不思議だったのです。
そんなこともあって、結構印象に残っているんですよね。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-09-15 by katan
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