『インディージョーンズ アトランティスの運命』は、 1993年にTOWNS用として発売されました。
1992年にルーカスアーツ社から発売された、『INDIANA JONES and the FATE OF ATLANTIS』の日本語版になります。
<概要>
ゲームジャンルはポイント&クリック式ADVになります。
なお、本作の日本語版にはDOS/V,Mac版もあり、そちらは『インディージョーンズ アトランティスの秘宝』という名前でした。
ちなみに偶然が重なって、私は日本語1本と英語版2本を持っていたりします。
世のために手放した方が良いかもしれませんね。
<感想>
国内の映画監督って、ゲームを作りませんよね。
それが普通でしょって思う人も多いのではないですか?
でも、海外ではそうとも限りません。
ジョージ・ルーカスは「ルーカスアーツ」という会社で、数多くの名作ADVを世に出しているのです。
そもそも、向こうのADV市場におけるルーカスアーツの存在は、国内のRPGでいえば全盛期のスクエニに該当するくらいの存在感なのですよ。
そして、ジョージ・ルーカスといえばインディジョーンズ。
本来シリーズの4作目となるべき作品は、実は途中で映画の制作が中止となってしまい、その代わりにADVとして発売されたのです。
それが、『インディージョーンズ アトランティスの運命』(原題:『INDIANA JONES and the FATE OF ATLANTIS』)なんですね。
これまでに数多くの名作ADVを世に出したルーカスアーツ。
当然のことながら、ADVのノウハウは十分にあります。
もちろんゲームは映画でないことも理解していますので、映画ではありえない分岐要素も導入しています。
具体的には、基本システムはP&C(ポイント&クリック)タイプのADVになります。
ルーカスアーツはADV作りが上手く、一般にかなりゲーム性が高いと評されています。
ゲーム性・・・この言葉って難しいですよね。
人によっていろんな意味で使われる。
便利なようでいて、イマイチハッキリしない。
そのため、自分はあまり好きでない言葉です。
難易度の意味で使う人もいるけれど、必ずしも高ければいいってものでもないし、難易度なんてその人の体感で変わってしまいます。
自分はむしろ、プレイヤーの選択できる幅、思考できる範囲の幅があるゲームこそ、ゲーム性が高いと言うべきと考えます。
その点、本作は、途中から3コースに分かれ、自分の好きな道を選べます。
チームコース(ソフィアと協力、相談しながら進む)、謎解きコース(一人で謎解き)、それにアクションコース(戦闘が中心)。
こういう、プレイヤーのスキルに応じて手段を選べるのは好きですね。
そして、こういうのこそゲーム性が高いと言えるのではないでしょうか。
また、本業が映画なだけあって、演出面は完璧です。
まぁこの会社の場合は毎度のことなんですけどね。
絵も綺麗だし、フルボイスだし。
ストーリーもファンなら満足でしょう。
<評価>
ルーカスアーツ&インディジョーンズ。
ある意味最強というか、これは反則だろって思える組み合わせですよね。
映画ファンにADVファン、数多くの人に楽しんでもらえる、本作はそんな極上のエンターテイメントだったのではないでしょうか。
そのくらい、素晴らしい作品でした。
これを最高傑作という人の心境も分かりますね。
ただ、惜しむらくは、もう1つ決定打が欲しかったかなと。
どの要素も非常に高レベルで長所といえる出来ですが、やっぱりインディジョーンズは映画だろって認識は払拭できないですし、本当にオンリーワンたる要素が若干足りなかった気がしますね。
ランク:AA-(傑作)
Last Updated on 2024-09-17 by katan



コメント
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ゲーム性……たしかに難しいですね。
インディージョーンズはすごいですね。
3つのコースで、それぞれタイプが変わってくるって。
自分だったら、アクションかなぁ?(笑
そう考えるといいゲームですねっ
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ハード、ノーマル、イージーモードとかで差をつけるゲームはあるけども、頭を使いたい奴は頭を使え、テクニックに自信のある奴はテクニックで~みたいなゲームって意外とないですよね。
自分の得意分野で勝負できるってのはよく考えたなと思いますよ、ホント。
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インディーはMAC版持ってたと思います…OS9環境がないので
いまとなっては遊べません…汗
1本のゲームでいろんなタイプの人に合わせたモードを持つゲーム
と考えるとすごいゲームでしたね。
ジャンルによってゲーム性の意味が変わってくるかな…と思います。
アクションなら難易度ですし、ロールプレイングなら一本道でない自由度なのかな。
katanさんが言われているとおり「選択できる幅・思考できる範囲の幅」がゲーム性ですね。
でもこの意味でのゲーム性が良くても、バランスが悪ければイマイチのゲームになってしまうのかなとも思いますね。
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良く出来たゲームでしたね。
評価が高いのも頷けます。
ただ、ナウシカは映画より漫画版だろってのと同じ理由で、
インディーはやっぱり映画だろって面もあって、
それで最高とまでは言い切れないんですけどね。
ゲーム性は総論的には共通する面もあるでしょうが、
細かい面では当然それぞれのジャンルで異なってくるでしょうね。
っていうか、ジャンルごとに考えないと駄目なんでしょう。
以前、2chのエロゲーのゲーム性を考えるみたいなスレがあったんですが、
ゲーム性の一般論で全てを語ろうとして、
全く中身のない議論になってました。
シューティングやアクションの面白さの基準でADVをはかるのは、
何の意味もないでしょうにね。
アクションも例えばシューティングは難易度上昇にこりすぎて、
次第に弾避けゲーになってしまって、
高橋名人なんかはそういうのは批判してましたし、
RPGも本来的には自由度より戦闘に重きを置いていたと思いますし…
って語りだすと長くなりそうなんでパスします。すみません。
RPGのゲーム性とか、コラム用ネタとしては最高そうですけどね。
時間がないと無理そうですね。
バランス云々っていうのは個人の感じ方で変わってしまうので、
扱いが難しいんですよね。
ただ、多くの場合はバランスが悪いというのは、
何かしらの形で選択の幅が制限されていると思うので、
ひっくるめて考えても良いかなと思います。
まぁ、どこどこがこういう形で制限されているから駄目って
いちいち説明するのは面倒なので、
私もバランスが悪いで済ませちゃうことも多いですけどw