生贄の教室

2003

『生贄の教室』は2003年にWIN用として、rufから発売されました。

ミステリーとエロを融合させた、教室シリーズの最終章になります。

<感想>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

シリーズ最終章ということなのですが、残念ながらこの『生贄の教室』自体には、さほどプレイする価値がありません。

ライターが作品内に出てきてヒロインと・・・という、ある意味タブーとも言える行動を取っているため、各所で批判を受けた作品でしたから。

よほどの物好きならともかく、そうでないならプレイしないのが賢明でしょう。

ただ、『生贄の教室』という作品の評価とは別なところで、本作を購入する価値がありました。

というのも、本作には、これまでのシリーズ全作がついてきたのです。
具体的には、『贖罪の教室~The seven stories of sin~ 』、『贖罪の教室 BADEND』、『傀儡の教室 』、『傀儡の教室 HAPPYEND』の、計4作品がついてきます。

『生贄の教室』には価値はありませんが『贖罪の教室』は名作だし、残りの3本もエロいので十分楽しめます。
それが1本分の値段で楽しめるわけですからね、かなりお得ってものですよ。
しかも『贖罪の教室』にあったシステムの難は、こっちでは解消されているので、『贖罪の教室』を快適にプレイする意味でも本作が必要になってくるのです。

そういうわけで、今回は全体の評価は保留しておきます。
一応単品の評価を書いておきますと、以下のような感じです。
『贖罪の教室』・・・A(名作)
『生贄の教室』・・・E(駄作)
他の3作品  ・・・各C(佳作)

Last Updated on 2025-06-02 by katan

コメント

  1. SECRET: 0
    PASS: ec6a6536ca304edf844d1d248a4f08dc
    陵辱(エロ要素)+ミステリー(アダルト)は相性がいいのか18禁ノベルゲーではよく見かけますが
    贖罪の教室は話が進むごとに視点が変わり何が起こっていたのかを読み手だけに伝えていく手法が巧かったですよね。
    贖罪の教室のライター三宅蒼色さんは後にFlyingShineから出されるミライシリーズもシナリオ担当されてますがあちらのミライシリーズ同様に初作のみ企画に関わられてその後他のライタさんー担当になり陵辱エロ特化重視になっていくのはエロゲユーザー大部分の嗜好評価に合わせてなのでしょうが。
    読み解くノベルが楽しめるアダルトな世界観のゲームを望むとのアンケ葉書を出したりもしましたが少数派のようです(笑。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >灰の風来人さん
    個人的に最近また名探偵コナンを見始めていたりするのですが、子供をメインターゲットにした作品だとやれる内容に限界がありますからね。コナンはコナンで面白いけれど、時にはもっとエグイ話も見たくなってしまいます。
    古くは殺しのドレスあたりまで遡れるように思いますが、ミステリーとエロというのは確かに相性が良いですよね。
    個人的には最も好きなジャンルになりますし。
    でも、近年はどんどん数が減ってしまって、少し残念に思ってしまいます。
    贖罪の教室のメインはKeNさんでしたよね。
    KeNさんの作品というイメージが強いことから、一時はKeNさんの作品を追っていました。まぁ結果的にはあまり意味がなかったのですけど…
    三宅蒼色さんはあまり気にしていなくて、ミライシリーズも評判が良ければって思っていたら結局やらずじまいでした。
    なのでミライシリーズに関しては何も言えないのですが、全体的な傾向としては陵辱系はエロやそのシチュにのみこだわるようになって、ストーリーやキャラが手抜きになっていったように思えてしまうのが残念でした。
    でもそういうことを考えるのは、やっぱり少数派なんですかね。

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