『Hiすく~るJam』は1997年にWIN用として、JAMから発売されました。
生徒会長になるべく奮闘する珍しい選挙ゲームでしたね。
<感想>
ゲームジャンルは育成SLGになります。
この作品、私はかなり好きだったりします。
時代的には、恋愛を題材にした育成SLGが流行っていた時期でしたが、ゲーム機の育成SLGでは、ヒロインとのHシーンがありません。
また、恋愛成就を主目的にした作品ばかりでは、何本もプレイしていると飽きてきます。
その点、本作は、可愛いヒロインが13人もいて、それぞれ複数回Hシーンもありました。
また、学園を舞台とはしているものの、主目的は生徒会長になることであり、選挙戦を通じて自分の支持を少しずつ拡大していく過程にはメリハリもあったので、テンポ良く遊ぶことが出来ました。
適度なゲーム性がありつつ、それでいて複雑すぎなかったですしね。
この辺りは、本作がJAMからの発売、つまり田所さんの会社からというのが大きいのでしょうね。
この頃は、作品の傾向にあわせてブランドをかえることも多く、JAMは目新しいシステムを導入し、新鮮な感覚でゲームとしても楽しめつつも、基本的にはライトな方向で、気軽に遊べる作品が多かったですから。
ちょっとした暇つぶし、完全に読むだけではなく少しはゲーム性があって、短い時間でもヒロインとのHシーンにたどり着ける。
そういうゲームで良いならば、本作は結構楽しめるかと思います。
ただ、さくさく進むのは良かったのですが、どの要素もあっさりしすぎているんですね。
良くも悪くもコンパクトにまとまりすぎている作品ともいえますので、名作とか大作を期待して購入したならば、たぶんガッカリするような気がしますね。
まぁ、そういう作品ですので、今更あえてやって欲しいってゲームではないでしょう。
でも、最近のボリュームだけ増えた作品をやっていると、たまにはこういうコンパクトなアダルトゲームも、妙に懐かしく思えてくるのですよ。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-12-05 by katan
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