『ファーストクイーン2 砂漠の女王』は1990年にPC98用として、呉ソフトウェアから発売されました。
リアルタイムSRPGのシリーズ第2弾になります。
<感想>
大雑把な商品紹介は以下の通りです。
囚われた王女を救い平和を取り戻すSRPG。
北の国の不穏な動きによりヨーロッパで戦争が勃発する中、初代アレクサンドリアの王女が即位目前で姿を消してしまいます。
プレイヤーのミッションは、戦闘を繰り広げながら、最北の国「アレシア」へ乗り込み囚われた王女を救い出すことになります。
さて、ファーストクイーンシリーズといえば、何と言ってもゴチャキャラバトルですよね。
知らない人用に説明しますと、画面上に非常に多くのキャラが入り乱れ、戦闘が行われるのです。
今で言えば、アクションなら無双シリーズとかがありますし、同じSLGの枠内で言えばトータルウォーシリーズみたいな感じですね。
そういう多数のキャラによる乱戦を80年代に既に表現していたのが、呉ソフトウェアの『ファーストクイーン』だったわけです。
キャラは多いのに、それぞれが個性を持って様々な動きを見せてくれるので、画面を見ているだけでも楽しかったですね。
本作はその初代FQの続編となるわけで、1つはゴチャキャラバトルに更に磨きがかかりました。
見慣れた分だけ前作ほどのインパクトはなくなったものの、その代わりに完成度が高まったわけですね。
それと、ストーリーが大幅に強化されました。
<評価>
元々前作は傑作評価していたのですが、システムの完成度が更に増した上にストーリーも良くなったわけですから、これは叩きようがないですね。
誰がやっても納得の1品でしょう。
前作と比べると、若干インパクトがなくなったので、私の基準では初代より点は下がりますが、それでも十分に傑作に値する作品だと思います。
私はオリジナリティ重視という傾向があるのでそんな感じですが、クオリティ重視の人ならもっと楽しめるのではないでしょうか。
ランク:AA-(傑作)
Last Updated on 2025-01-31 by katan
コメント