『ファイナルファンタジー5』は1992年にSFC用として、当時のスクウェアから発売されました。
とにかくジョブ&アビリティシステムが楽しい作品でしたね。
<感想>
RPGの魅力。
大雑把に分けるとグラフィック・サウンドの演出面、ストーリー・キャラの物語部分、そして戦闘・育成のゲーム部分でしょうか。
90年代前半にSFCで育った世代は、SFC時代をRPGの黄金期のように言う事が多いです。
確かに本数は数多く出ましたが、自分は懐疑的な面があります。
1つ、ファミコン時代の続編が多すぎる。
これはPS2時代にも当てはまりますね。
SFCのRPGにはオリジナリティや個性が足りない物が多いと思います。
1つ、グラフィック・サウンドでは他機種に劣る。
アニメーションや音声という点では、PCEのスーパーCDROMが群を抜いてました。
ドット絵のチビキャラの演技という点では、PCゲーの方が細やかな演技をしていました。
1つ、ストーリー・キャラでは個性がなさすぎ。
どれも型にはまった中世ヨーロッパ風で、似たような展開ばかり。
製作者の個性が出た独特な作品はPCゲーに多かったと思います。
それ故、SFCのRPGには魅力を感じる事が少なかったのです。
まぁ、誰でもストレスなく遊べる、丁寧で無難な作品は多かったですけどね。
だから気晴らしには最適で、よくプレイもしたのですけれど。
となると、他機種に負けない魅力を感じるとすれば、それは戦闘・育成要素に特徴がある場合になるでしょうか。
そしてその代表例が、『ファイナルファンタジーⅤ』なのでしょう。
『FF3』で登場したジョブシステム。
それぞれのジョブには、様々な技能があります。
しかし、幾ら育てても、FF3ではジョブを替えると、その技能は使えなくなってしまいます。
この技能をアビリティと称し、一度覚えたアビリティはジョブを替えても使えるようにしたのが『FF5』でした。
このアビリティシステムにより、様々な技能を持った職業のキャラを作る事が出来ました。
多彩なキャラを作成できる事は、育成の面白みを増しただけでなく、戦闘における戦術の幅も大幅に上昇させました。
RPGは数あれど、戦闘・育成要素で『FF5』以上の作品は、そうはないのではないでしょうか。
あえてマイナス要素を書くなら、やりこむと最終的にはどのキャラも万能になるので、個性がなくなることでしょうか。
まぁ、いつもこの手の批判には思うのですけどね。
だったら、そこまでやりこまなきゃいいじゃん。
普通にクリアするだけなら全部のアビリティは覚えきれないから、キャラごとに個性は出てるんだから。
それと、SFC最高な人で戦闘・育成重視だと、FF5がシリーズ最高傑作と言う人も結構います。
確かにSFC時代では自分は5が一番好きだけど、どうしてもFF3のマイナーチェンジな感が否めませんでしたね。
そういう意味では、インパクトは3よりも劣るかなと思います。
他方で、グラフィックは他機種のRPGと比べるとそれ程でもないけど、SFCの中ではやっぱり別格な綺麗さがありました。
ストーリーはFFの中でも、極めてコメディ風の雰囲気が強い部類に入るのではないでしょうか。
シリアスな展開を望む人には、少し軽く感じるかもしれません。
個人的には、それがかえって個性的に感じられて好印象でしたね。
このゲームって、最終的なパーティは、主人公の分身たるバッツ以外全員女性なんですよね。
ハーレムですよ、ハーレム。ハーレム万歳です。
王女様に、男装の麗人に、炉利・・・妄想好きには最高だったかもw
これがあるのに、今のFFをギャルゲーだなんて批判する気は、私には到底なれないですね~
つまり何が言いたいのかっていうと、FFはいつの時代も根本的には変わらんのですよ、って事です。
<評価>
総合でも傑作といえるでしょう。
個人的には、SFC時代のFFの中では、一番好きな作品でした。
Last Updated on 2024-09-15 by katan
コメント
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一番やったFFはと聞かれると
もしかしたら、これかもしれません。
といっても忘れた頃にやる感じで4回くらいかな。
クリスタルにロマンを感じましたね。
戦闘システムも好きでした。
スクエニに勤めてた人に聞いたら
古くからファイナルファンタジーをやってる人は
「ファイファン」って言って新しい人は
「FF」って言う人が多いそうです。
すみません、自分「ファイファン」って言ってます…
今でも、汗
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>>あやちだいちさん
4回もやれば、十分凄いかと。
SFC時代ではこれが一番好きでしたので、これは結構やりこみましたね。
私はFF→ファイファン→FFと変遷しています
。特にこだわりがあるわけではないので、周りに合わせてって感じですね。
5の頃はファイファンの方が多数派だったと思いますが、最近はあまりファイファンって言い方を聞かないので、今は少数派かもしれませんね。