『注射器』は1996年にPC98用として、アーヴォリオから発売されました。
原画はあんみつ草さんで、シナリオはTAMAMIさんという、後に世紀の奇作『好き好き大好き』を生み出したコンビによる作品でした。
<概要>
ゲームジャンルはコマンド選択式ADVになります。
主人公は女の子で、お嬢様系の看護学校に入学するのですが、その学校が曲者だったわけでして。
周りの先生や生徒が変態ばかりな中で、主人公はその魔の手を逃れて無事特別実習生の称号を得られるのか・・・っていうのが大まかなあらすじになります。
<感想>
本作はナース物であり、主人公が女性であることからレズ物でもあるわけですね。
それに縛りとか女体盛とかの変態プレイが加わってきますので、変態属性もあれば尚良いでしょう。
作りとしてはあまり良くないです。
上記の属性が全て揃えば元は取れるでしょうが、そうでないとちょっとつらいでしょうね。
まぁ、プレイ時の印象はそんな感じで薄かったんですけどね、
今になっていろいろ思うこともあるわけでして。
『注射器』の原画はあんみつ草さんで、シナリオはTAMAMIさんです。
そう、後の名作『好き好き大好き』のコンビなんですね。
これと比べると、SSDは本当に良く化けたもんだと思います。
こういうことがあるから、簡単にライターで切ることができないんですよね。
まぁ、でもシナリオに関してはSSDが凄かったとなるのですが、絵に関しては逆なわけでして。
あんみつ草さんは近年は良い熟女も描いていたりして、わりと好みだったりします。
この『注射器』でも、あまり好きな絵柄ではないのですが、妙な勢いと存在感を感じることができました。
合わなかったのはSSDだけなんですよね。
シナリオと絵がピッタリ揃えば、凄い作品も生まれたでしょうにね。
世の中、なかなか上手くいかないものです。
<評価>
余談ばかりな気もしますが、総合では凡作ってところでしょうか。
私の場合はナース属性がないこともありますが、この作品自体はわりと印象が薄かったですからね。
上記の属性全てがツボって人や、或いはSSDコンビの過去作がやりたいって人にはオススメですが、それ以外はスルーって作品かと思いますね。
ランク:D(凡作)
Last Updated on 2024-11-17 by katan
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