微少女

2009

『微少女』は2009年にWIN用として、たぬきそふとから発売されました。

たぬきそふとらしい炉利系の作品で、覗きや悪戯の描写がすぐれた作品でしたね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
女生徒に囲まれて学園生活を堪能したかった主人公は、特別講師として学園に採用される。
彼は気に入った生徒と仲良くなってエッチな事とか、もっとエッチな事とかもっともっとエッチなこととか……早い話オレの彼女にしたいと考えていた。
とはいえ、手を出したら退職の危険もあるし、モテない性格からただただ遠くから眺めている日々が続いていた。
ある日、理事長から『授業科目の見直し』により近いうちに退職してもらうかもしれないと言われる。
女生徒に囲まれた楽園生活が終わってしまう、まだエッチなこともしていないのに……。
何もしないでこのまま終わってたまるものか!
彼は抑えていた性欲を解放し、学園内でやってみたいと思っていた事を実行に移し始める。
気になる少女の覗き見やいたずら、盗撮、そして誘惑。
偶然にも事がうまく運ぶうちに、歯止めが利かずエスカレートしてゆき、やがては彼女たちを性の快楽に目覚めさせ……。

<感想>

本作は、学園の講師が生徒に手を出していくというもので、エロゲ的にはありふれたストーリーだと思います。
対象が炉利というのが特徴といえば特徴ですが、その点も、他所でも少なからずありますしね。
特に後半は、ヒロインらとのHシーンばかりになってしまいますので、そうなると他の同系統の作品と何ら変わりません。

むしろ、本作の場合、中盤の覗きをしたり悪戯をしているシーンが良くできており、個人的には後半よりも中盤の方が、プレイしていて楽しかったです。

グラフィック及びキャラに関しては、何と言っても属性があるか否かで大きく分かれるでしょう。
しかし、私のように、近年の幼女にも似たアンバランスな頭身が合わないって人もいるでしょう。
本作は同系統作品の中でも頭身はやや高めで、頭身に不自然さがありません。
表情と塗りでロリ分を演出している感じで、私が久しぶりにプレイしてみる気になれたのも、そこら辺が大きいように思われます。
もちろん、この類の炉利系の作品が好きな人も満足できるでしょうが、あんまりこの手の属性はないんだよな~って人も、本作ならは案外いけるんじゃないでしょうか。
上記のとおり、中盤にこそ魅力のある作品ですので、覗きとかヒロインに悪戯するシチュが好きな人とかだと、楽しめる確率は高くなると思います。

個人的には結構満足したのですが、冷静に見ると問題点もあります。
先ほど中盤が面白いと書きましたが、言い換えれば終盤はそこらの凡作と何ら差がありません。
レベル的にも展開の幅的にもです。
中盤のテンションを維持し続けていれば名作もありえたのでしょうが、勿体無かったですね。
また、厳しい見方かもしれませんが、この物語はこの絵でなくても、もっと年齢の高い絵でも何ら問題がありません。
つまり、絵を活かした物語ではないんですよね。
そこら辺が名作と呼ばれるゲームとの大きな差異なんだと思います。

<評価>

主観的には良作クラスなのですが、冷静に見ると、総合では佳作といったところでしょうか。
限りなく良作に近い佳作ではありますけどね。

なお、本作ではどのヒロインにも腹ボテがあります。
これは属性として好きな人もいると思いますので、腹ボテがプラス要素となる人なら、まず良作以上と感じられるのではないでしょうか。

ランク:C(佳作)


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Last Updated on 2024-05-24 by katan

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