Angel Halo ～エンジェル・ハイロウ～

『Angel Halo　～エンジェル・ハイロウ～』は1996年にPC98用として、アクティブから発売されました。

原画の聖少女さんの描くヒロインが印象的な作品でしたね。

＜感想＞

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

基本的には学校を舞台とするのですが、天使とか悪魔とか出てきたりする、世紀末を扱った作品でした。

今でも人気の高い95年の某有名アニメが終わった後で、かつ99年も迫ってくるということで、この頃はわりとよくあったタイプの設定かもしれませんね。
そう言いつつも、そういうのに期待してしまうのだから、私も当時ははまっていたんだろうなぁ。

音楽も雰囲気が出ていますし、ストーリーもそこそこ頑張っていたと思います。
まぁ、マルチENDなのに救いのないENDばかりなので、その辺で人を選ぶかもしれませんけどね。

ただ、いずれにしろこれらはあくまでも雰囲気作りなのであって、本作の場合、何よりもグラフィックが一番の魅力になるのだと思います。

原画は聖少女さん。
『Bible Black』で一気に有名になった印象もありますし、その後なら『DISCIPLINE』の方が知っている人は多いのでしょうか。
萌えではなくエロの方面で、非常に人気の原画家さんですよね。
まぁ復活した今は、スカトロ方面でも話題になっていますけれどw

世間での代表作はその2本あたりになるのでしょうが、個人的には、ちょっとキャラがごつく感じちゃいまして。
『Angel Halo』の頃の絵が、私は一番好きなんですよね。
そういうわけで、私的には聖少女さんの一番の代表作は、本作になるのですよ。

＜評価＞

ストーリーもそこそこ楽しめておかずにも十分なるということで、十分元は取れた感じですね。
以後のアクティブのゲームはあまり肌に合わなかったので、これが一番楽しめたように思います。
総合でも少し甘いかもしれませんが、ギリギリ良作としておきます。

今やって楽しいとは思いませんが、設定や絵柄を見ているとこの時代のゲームだよな～って感じがして、妙に懐かしく感じられる作品ですね。

ランク：Ｂ－（良作）