『ラストガーディアン ~獣郷の守護者~』は1995年にPC98用として、ANJINから発売されました。
95年の一般PCゲームは出来が良いわりにマイナーなものが多く、本作もまたその中の1本になります。
<感想>
まず前提として、『ダイアット・ヴァークス』という同人ゲームが、1993年にスタジオ・インフェルノから発売されました。
その作品は、同人ゲームということで、TAKERUで売られていました。
本作はその『ダイアット・ヴァークス』を、製品版としてリメイクしたゲームになります。
そのため、『ダイアット・ヴァークス』として紹介すべきだったかもしれませんが、いろんな点を考慮した上で『ラストガーディアン』として紹介します。
ゲームジャンルは、いわゆるシミュレーションRPGになります。
基本はノーマルな物を想像してもらって構わないのですが、2点ほど特徴がありました。
1つは、行動力という概念があること。
これを消費することで行動していくわけですが、次のターンで全回復するってことはありません。
そのため休めるときは休むというように、全体を見渡した戦術が要求されました。
また、キャラには獣化という能力もあり、獣に変身して戦うことができます。
獣化すればかなり強くなるのですが、いろいろ制約もあります。
終盤ではこの獣化が攻略の鍵を握る場面もあり、ゲームに良いアクセントとなっていました。
バランスや難易度も申し分ないですし、基本的にゲームだけ見てみても十分に良作と言えるでしょう。
ただ、このゲームをプレイした人の多くは、どちらかと言うとストーリーの印象の方が強いのではないでしょうか。
今なら泣きゲーに分類されちゃいそうな哀しいストーリーですが、よく出来ていたと思います。
それと、本作ではとにかくキャラがよくしゃべりました。
キャラ同士の掛け合いが特に楽しく、もしかしたらこれがこのゲームの1番の特徴と言えるかもしれませんね。
私は本作を名作と考えていますが、この要素がなければ良作止まりと判断したでしょうし。
<評価>
そういうわけで、良質なSRPGにキャラの掛け合いの楽しさが加わり、総合でも名作としておきたいと思います。
私はよく知らなかったのですが、ここの製作陣の一部がイージーオーにいるのだとか。
だとしたら、またこういうゲームを出してもらいたいものですね。
ランク:A-(名作)
Last Updated on 2024-10-25 by katan



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