『ガイアスロード』は1993年にPC98用として、オレンジハウスから発売されました。
パズル+アクションRPGということで、ありそうで案外なかったというのが、率直な意見でしょうか。
<感想>
ガイアスロードの説明は簡単でして。
名作としても有名な『倉庫番』のシステムにアクションRPGを足し、それをアダルトゲームにしたものになります。
『倉庫番』もアクションRPGも、どちらも80年代前半からあるわけですが、その両方を足したものとなると他にあったのかな?
アクション系へのアンテナは低いので、もしかしたら単に私が知らないだけかもしれないですが、知っているもの同士のかけあわせということで懐かしさも有しながら、妙に新鮮さも感じた作品でした。
そこに加えて、オレンジハウスの可愛いキャラとHシーンがつくわけですから、更に満足度も高くなるってものですよね。
基本的には小粒な作品ですし、2つの要素を組み合わせたのは良いものの、そこから組み合わせた以上の新しい何かを作り出したってほどでもないので、名作とかそういうのとはちょっと違うのかもしれません。
しかし、緊張感と頭を使う要素が適度に含まれていて、それでいながら小難しいこと抜きにシンプルに楽しめる。
そしてご褒美にHシーンも楽しめるということで、暇つぶしに最適なアダルトゲームって感じだったわけです。
そのため、人はどうあれ、主観的には結構好きなゲームでした。
アクション性も結構あるので守備範囲外でもあり、今回はランクは表示しません。
それにしても、こういう気楽に楽しめるゲームが最近は減ったなと思うわけでして。
大作系は好きだし、高く評価するのも大作系に多いのも事実ではあるけれど、ちょっとした暇つぶしに「遊べる」アダルトゲームっていうのも、もっともっと増えて欲しい気がしますね。
レビューサイトだの何だのが増えて語る人が増え、それによって一番得をしたのがテキストで勝負するノベル系なのでしょう。
しかし逆に、最も損をして存在感を失っていったのが、この手のゲームなのかもしれませんね。
Last Updated on 2024-09-10 by katan
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