ザ・ムービーズ

2006

『ザ・ムービーズ』は2006年にWIN用として、ラッセルから発売されました。

オリジナルの『The Movies』は2005年の発売で、本作はその日本語移植版になりますね。

<概要>

目指すはハリウッド最高の実力者!!
大ヒット映画やハリウッドスターの陰には、必ずそれを仕掛けた立役者がいます。
The Moviesにおいて、その立役者はあなた。
ゼロから自分のスタジオを作り、撮影を監督し、予算を、俳優を、ロケを、全てを管理することになります。
脚本を銀幕に、あなたの映画は大当たり?それとも大失敗? 全てはあなた次第です。

<感想>

制作はライオンヘッドスタジオ。
『ポピュラス』や『ダンジョンキーパー』を制作した、鬼才ピーター・モリニューの作品になります。
もうそれだけでも期待が高まってきますね。

さて、ゲームの内容はタイトルからも想像がつくかもしれませんが、映画スタジオのオーナーとなって映画を制作するSLGになります。

また、基本はミニスケープとか箱庭SLGと言われる類のSLGであり、映画制作だけでなく映画スタジオの経営も軸になってきます。

そのために監督や俳優を雇って良い映画を作る必要があるわけですが、他の箱庭系SLGとの違いもそこにあるわけでして。
具体的には、作った映画を自分で見ることができるわけですね。

確かに、自分で映像を制作・編集するゲームは前からいくつか存在はしていました。
しかし、編集方面に特化しすぎていて、ゲームとしての面白みのないものがほとんどでした。

本作は映像編集系としても最先端の内容となっておりますが、そこに箱庭系SLGとしての面白さを融合させることで、新たなゲームの形を見出したわけです。

まぁ、この手のゲームを追い続けてきた者的には、ようやく納得できる満足できるゲームが出てきたってところでしょうね。

ただ、これまでにあった要素が組み合わさっただけですし、結局は出来上がる映画にも限りがありますから、全体的に想像の範囲内に収まってしまうわけでして。

こんなゲームがあったんだと常に驚かされてきた、これまでのモリニューの過去の名作たちと比べると、どうしても1ランク以上劣って見えてしまいます。

また、オリジナルはどうなのかは知りませんが、日本語版は結構動作が不安定でしたしね。
モリニューにしては作りこみも甘かったのかもしれません。

<評価>

強烈にこれという要素もないので、総合では良作にとどめておきます。

もう少し発展の可能性の秘めたジャンルだと思うのですが、やっぱりまだ難しいですかね。
とはいえ、荒削り故に他人には薦めにくい作品でもあるのですが、こういう系統の作品は今は他にないですからね。
興味がある人はやってみて損のない作品ではあると思います。

ランク:B(良作)


Last Updated on 2026-02-22 by katan

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