『魔法はあめいろ?』は2004年にWIN用として、Siriusから発売されました。
シリウスの代表作になる作品でしょうか。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
魔法のように芽生えた恋心を育む、18禁チュリッシュ・ラブ・アドベンチャーゲーム。
あまり人には言えない「能力」を持った主人公。
教育実習生として学園にやってきた彼を呼び止めたのは、彼と同じような力を持つふたりの少女と、その力を「魔法」と呼び、憧れているひとりの少女だった。
主人公の能力のことを知るはずのない少女が、「魔法を教えて下さい」とせがんだことから物語りははじまり・・・。
いつも一緒の仲良し3人組の女の子と楽しい教育実習生活。
教師と教え子という立場にジレンマを感じながらも、ついには恋に落ちていってしまう・・・。
梅雨の雨降る学園を舞台に、3人の少女、そして指導教官の女教師との間に恋心を育んでいく。
<感想>
2004年というのは、ずっと発売を待っていた大作が次々に発売された年でした。
また、変わった特徴のあるマイナーな良作も多く、個人的にはゼロ年代の中でも1・2を争うほど楽しめた年でした。
そのため、2004年が不作だったという意見を目にしたとき、どうにも納得がいかなかったんですよね。
しかし、視点を変えればなるほどなとも思ったわけでして。
つまり主流とも言える萌えゲー、王道の学園恋愛ものという点に限定するならば、確かに例年より話題性のある作品は少なかったからなのです。
その2004年の中にあって、若干マイナーではあるものの、萌えゲーの代表格と呼べる作品が、この作品だったのでしょう。
さて、本作はぶっちゃけて言えば普通の萌えゲーであり、キャラに萌えたか否かで印象はかなり変わってきてしまいます。
私は良くも悪くも普通のゲームだなってことで、全体的に印象の薄い作品に感じたものです。
ただ、2点だけ特徴らしきものはありました。
一つはヒロインらの横のつながりですね。
アダルトゲームのヒロインらは、誰かの個別ルートに入ると、他のヒロインは途端に影が薄くなり、場合によっては全く出てこなくなるケースがあります。
ヒロイン同士のつながりが弱い作品が多いのですよ。
本作はこの部分が良くできていたので、普通の萌えゲーと異なって見えたんですよね。
一つ目はプラスとなる要素でしたが、二つ目はマイナスとなる要素です。
本作の主人公は社会人なのですが、少し子供染みていたわけでして。
好みの問題とも言えますが、とりあえず設定だけ大人で中身が子供という主人公に抵抗がある人だと、楽しめない可能性は高くなります。
<評価>
総合では佳作としておきますが、今回は主人公が自分に合わなかったという主観的な理由が大きいこともあり、この主人公が大丈夫そうならもっと楽しめるように思いますね。
ランク:C-(佳作)

Last Updated on 2026-02-07 by katan

