操心術∞

2012

『操心術∞』は2012年にWIN用として、Studio 邪恋から発売されました。

シリーズ5作目にして、完結編になります。

<概要>

催眠術に特化したシリーズの5作目。
このシリーズも長くなったもので、ようやく今作で完結となります。
起点編というプロローグの後に示現編になり、示現編はマルチエンドになっています。
示現編はこれまでのシリーズと同じような感じで、主人公が催眠術を使ってヒロインを好き放題に操ります。
全てのEDを見終わると今度は邂逅編が始まり、こちらはシリーズ全体を通した解決編となります。

ゲームジャンルはノベル系のADVになります。

<感想>

示現編の主人公は本作からの登場ですし、Hシーンの大半は示現編までに登場します。
CGも示現編終了の時点で90%以上が埋まっていますしね。
だから完全に「抜き」だけを目的とするのであれば、
今作からのプレイでも構わないのでしょう。

しかし催眠術を扱った作品は他にもあるわけですし、その中であえて本作に興味を持ったのであれば、やっぱり心底楽しみたいと思いませんか。
シリーズ全部とまでは言いませんが、3辺りからでもやっていれば、シリーズへの思い入れも異なってきます。
そうすれば邂逅編も楽しめますので、できれば過去作からやるべきなのでしょう。
また、個人的な印象としては、もし3とかをやって全く楽しめないのであれば、おそらく本作も合わずやる必要がないでしょうから。

本作は全体像を部分的に語るのであれば、エロ部分も充実していますし、シナリオも楽しめます。
エロとシナリオの両方が優れている作品も少ないだけに、これは結構貴重なのでしょう。

ただ残念なことに、ルートにより良さが分断されてしまっているのです。
示現編はエロいのだけれど、シナリオ自体はイマイチ。
邂逅編はシナリオは良いのだけれど、エロさが伴わず。
そしてそれらが分離してしまっているのが、一番の問題だったのかなと。
示現編までを単独に見るならば佳作、そこにシリーズ完結編としてのまとめにより1ランクアップで良作。
各シナリオが1つにまとまっていれば名作もありえたのですが、ちょっと勿体無かったですね。

<グラフィック>

シリーズと言いつつ原画がころころ変わるのですが、前作・今作は一緒です。
可愛い絵柄なのは好みなものの、アヘ顔とかはあまり嬉しくなかったかも。
でもこれは完全に好みの問題であり、今はこういうのが受けているようなので、たぶん多くの人には好意的に感じてもらえるのではないかなと思います。

<サウンド>

自分だけ・・・かな?
なんかBGMが凄く好きなんですがw
特にタイトル画面の時点で妙に興奮してきますし。

<評価>

既に上に書いてしまっているのですが、単独で考えるならば佳作。
シリーズのファンならば確実に上昇し、ファンには良作って感じでしょうか。
長編として楽しめるシリーズですので、催眠系が好きであるならば、ぜひ挑戦してみてもらいたい作品ですね。

ランク:B-(良作)


操心術∞
ダウンロード版
操心術∞dl

Last Updated on 2024-11-29 by katan

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