『11eyes -罪と罰と贖いの少女-』は2008年にWIN用として、Lassから発売されました。
購入動機としては、とにかくクロスビジョンモードが気になったからになります。
<感想>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
私は、ADVにおえる変わったシステムは、どうしても試してみたくなるんですよね。
それで、そのクロスビジョンモードなのですが、これは端的に言えばチャートみたいなものですね。
一応のウリとしては、同じ時間の別の場面を見ることができることで、物語を立体的に見せようとしたのでしょう。
いわばマルチサイトの発想の延長にあるわけですが、チャートで表示されることでつながりが整理されますし、有効に活用できれば便利になりうる機能だと思いました。
発展の可能性自体は十分にあると思いますし、こういう機能は他社でも積極的に導入してもらいたいものです。
もっとも、本作に関しては、あまりゲームに有効に活用できたとも思えなかったわけでして。
バックログ的にシーンを見返すのには使えましたが、まだまだ改良の余地はあるように感じました。
また、グラフィックは目パチ口パクもありますし、結構良い感じだったように思います。
問題があるとすれば、やっぱりストーリーなんでしょうね。
本作は伝奇バトルものになるのですが、ぶっちゃけ厨二的と言われる設定の作品になります。
そういうのは18禁のゲームでなく家庭用ゲーム機でやれよと思うのですが、まぁとりあえずそこは構わないとしましょう。
ある程度は覚悟していたので、単に厨二だけならまだ大丈夫だったんですけどね。
何て言いますか、どこかで見たような展開になっていきますので、先を読みたいとか面白いという感覚をまるで感じませんでした。
厨二設定でも有無を言わせぬ勢いと個性で突き進めば、それはそれで楽しめちゃうのですが、これは少々きついのかなと思ったり。
<評価>
総合的には、凡作ってところでしょうか。
システムやグラフィック面にも気を配ろうとした姿勢には、わりと好感が持てるんですよね。
でも、長所と言えるほどには洗練されていませんでしたし、ストーリーのマイナス分がありますからね。
いろいろ磨けば光りうる素材はあるだけに、原石のままで終わってしまったことがちょっと残念でした。
ランク:D(凡作)

Last Updated on 2026-10-04 by katan


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