『レディファントム』は1991年にPCエンジン用として、日本テレネットから発売されました。
FEの簡易版を女性キャラで作って、アニメーションで盛り上げたらこうなったってところでしょうか。
<感想>
ゲームジャンルはシミュレーションRPGになります。
S・RPGについては前年に、『ファイアーエムブレム』という傑作が発売されました。
さて、元祖にして傑作と呼べるほどの凄い作品が出た場合、次にあなたは何を求めるでしょうか。
FEに及ばずとも近いものを求めるならば、この年には『ラングリッサー』とかがあります。
ゲーム性を求めるならば、そっち方面をプレイした方が良いでしょう。
でも、同じ方向性で偉大な作品以上の物が出ないと分かっているのならば、同じジャンルでも違う方向性を求めるのも十分アリだと思います。
違う方向性ならば、比べることなく新鮮な気持ちでプレイも出来ますしね。
本作のゲーム性は、FEよりも格段に劣ります。
いや、細かい部分では新しい部分もあって新鮮さはあるのですが、バランスとかが結構大味なんですね。
たから硬派にゲーム性を求めると、物足りなくなってしまうおそれがあるのです。
しかし、本作はPCエンジンの作品ということで、美少女キャラたちがアニメーションで動くという、FEにはない要素がありました。
如何せん91年ですからね、このアニメーションが大きいのですよ。
SFCじゃ逆立ちしたって無理なんですから。
硬派なSLG好きは、この作品を楽しめないかもしれませんが、多少ゲーム性が劣ってもキャラや動きがあった方が良いって人もいるはず。
実際、そういう人が結構いたからこそ、後に『サクラ大戦』なんかがヒットしたわけですしね。
<評価>
SLG+美少女+アニメーションという組み合わせは珍しくもあったので、私は非常に楽しめました。
今やって面白いとは思えないでしょうが、この路線の初期の代表作と言っても良いんじゃないかと思いますね。
ランク:A-(名作)
Last Updated on 2024-08-24 by katan
コメント
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また懐かしいゲームだな
本体は母艦の中で寝ていて、精神だけロボットに入れて戦うゲームだったか
側面や背後から攻撃すると命中率が上がったり、誘爆とかいう即死があったりした記憶がある
ターン制じゃないので行動順がわかりにくいところもSLGっぽい
未来のリアルタイムSLGを模索してた作品か
全然関係ないけどMayfarSoftのファントムレディは駄作だった気がする
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そうですね、霊魂をロボットに乗り移らせるという設定でした。
射界・照準の概念とか、ターンでないユニットごとの行動順であるとか、いろいろ面白い試みのあったゲームでしたね。
ファントムレディは未プレイなのですが、評判だけ見ると悪そうですねw
いたるさんの原画というのは少し気になりますけど…