2008年の5月10日にゲームブログを始めてから、今日でちょうど17年となりました。
また、移転してから1年が経過しました。
時間が過ぎるのは、本当に早いものです。
<現状について>
2年前、私がゲームブログを始めてからという意味では15周年で、「ADVGAMER」になってからは10周年ということで、いろいろな意味で区切りが良いかなと思い、いったん、その目的は果たした気でおりました。
しかし、昨年4月に、利用していた無料ブログのFC2から突如、非公開の処置が採られてしまいました。
悩んだ結果、今のところに移転して、少しずつ記事を再公開し始めました。
当初の予定では、今日までに、ゲーム作品の記事だけでも全部移転し終えるつもりだったのですが、最近忙しくなり、全然終わっておりません。
作品記事の方は、3分の2は終わっていると思いますので、1000は切っているはずです。
年単位ですと、1983年~1989年、2003年~2010年が残っており、現在は89年を進めているところです。
88年や89年は、いろんな意味で転機となった年ですし、この辺りは早めに進めたいところです。
それが終わったらコラム系をと思っているのですが、全部終わらせようとすると、今年一杯は覚悟する必要があるかもですね。
こうした何周年みたいな記事も2年前で最後にするつもりだったのですが、何の因果か、今年もこうして書いております。
忙しいのもそうなのですが、実際のところ、それ以上に問題なのはモチベーションなのでしょう。
仕事柄、肉体的な疲れはそれほどないと思うのですが、人の困りごとを解決する、その人の人生の分岐点に関わる仕事なので、メンタルをやられる同業者も時々います。
やる気のある時期と、やる気の出ない時期を繰り返しているところ、3月頃からモチベーションがかなり下がっております。
まぁ、それでも、1年前の今頃よりは、全然マシなのでしょうけどね。
1年前は、本当にきつかった。。。
ほぼ毎日のように救心を飲んでいましたが、あれで何とかもったようなものですし。
ストレスや不安等で、動悸や、胸が締め付けられるような落ち着かない気持ちの方は、本当に救心おすすめです。
嘘みたいにスッキリしますし。
少し話がそれましたが、コラム系はともかくとして、作品記事だけでも早く何とかしたいものですね。
今後は過去記事の更新を優先させていこうと思いますので、新作の記事はかなり減っていくと思います。
<LAMYと三菱>
毎年、何か文房具を紹介していたような気もするのですが、さて、今回は一体何にしようかと考えました。
そこで、今回は、割と誰でも入手しやすいところで紹介したいと思います。
文房具マニアの中では衝撃的なニュースだったのですが、ドイツのLAMYを三菱鉛筆が買収しました。
LAMYは、人間工学に基づいたサファリやサファリの高級版のアルスターが特に有名です。
ドイツでは、子供がペンの持ち方を覚えるためにも使われているのだとか。
文具マニアでなくても、例えば、『けいおん!』の田井中律が使っていたシャープペンは、黄色のサファリのシャープペンで、律ペンとしてもアニメファンの中で有名だと思います。
また、サファリの万年筆については、黄色のサファリをペ・ヨンジュンが使用していたことでも有名です。
社会人だと、一番使用頻度が高いのは、やはりボールペンでしょう。
もちろん、サファリやアルスターにもボールペンはあるのですが、ネックはインク(リフィル)でした。
とくかくねっとりしていて、国産のサラサラ書けるゲル系に慣れてしまうと、ストレスが溜まってしまいます。
他方、三菱鉛筆といえば、油性ではありますが、国内で最も有名かもしれないジェットストリームがあります。
ジェットストリームのインクは良いのですが、逆にこちらは、軸が貧弱で疲れてしまいます。
当然のことながら、高級感のようなものは微塵もありませんし。
良い軸でジェットストリームを使いたいというのは、文房具マニアの悲願でもあったと思います。
その夢が叶うとなると、これは興奮せざるをえないでしょう。
下のように、今はジェットストリームの入ったサファリも発売されており、1本3000円くらいのようです。
ちなみに、ジェットストリームの入ったリフィルは、他のLAMYのペンにも使えます。
個人的にはサファリよりアルスターの方が好きですしね。
また、LAMYは実用性重視路線ではなく、デザイナーによる斬新なデザインのペンも出すことがあります。
その代表が、「ダイアログ1」であり、このペンもジェットストリームのインクで使えるようになったのが、個人的には非常に嬉しいですね。
Last Updated on 2025-05-10 by katan
コメント
ご無沙汰しております。
ブログ移転お疲れ様です。(まだまだ全然作業が残ってると思いますが…)
去年のブログ非公開は大変驚きました。こちらのブログが見れなくなるのは大変な損失だと思っています。
ADVGAMERはマイナーな作品を扱っていて記事の数が膨大なだけでなく、昔の作品の発売された時期の空気感についても記事内で共有してくれるので、読んでいて大変ためになります。
結果的にこうしてまだ見れるのは大変うれしく思います。
新しい記事やコラムなども楽しみにしていますので、くれぐれも健康にお気を付けください。
また、私事ですが、私のブログも3月に非公開を食らいました。
使わせていただいていたのははてなブログですが、どうやら「ポルノ」が理由で非公開になったようです。(ほかにもアダルトコンテンツを扱ってるブログはあるような気もしますが…)
今はライブドアブログに移転しました。
バイ・ラ・ウェイ
既プレイだったらすみませんが、全年齢向けの「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」がここ数年プレイしてきたノベルゲームの中で一番面白かったと感じました。katanさんの本作への感想が知りたくなったので、薦めさせていただきます。
>駄島さん
移転先の方をリンクに加えておきました。
「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」は、名前は知っていたものの未プレイでしたので、さっそく始めてみました。
まだ序盤ですが、これは面白いですね。
レビューサイトなどでたまに見る「テキストアドベンチャー」についてこのブログでも検索しましたが引っかかったのは『ザース』のページだけでした。
katanさんは『表参道アドベンチャー』のような文字だけで構成されたADVが「テキストアドベンチャー」と定義していますか?
他サイトでは絵の有無を問わず「テキストアドベンチャー」扱いする記事を多数見ました。
現状では「ビジュアルノベル(VN)」と同じく、ノベル要素ありのゲーム全般を指す俗称になってしまい、区分けとして機能しない言葉なんですかね?
>ありのさん
そもそも私がグラフィックADVになってからのADVファンということもあり、テキストアドベンチャーを扱う絶対数が少ないというのもありますが、82年から88年までの作品については移転が全然進んでおらず、結果として、テキストアドベンチャー作品の記事の移転が全然できておらず、今こちらで公開されている作品でヒットするのは『ザース』だけのようです。
さて、ご質問の件ですが、私自身は、自分の見解で定義付けはしておりません。
ただ、ADVの歴史を振り返ると、当初はテキストだけであり、後にグラフィックが付くようになりました。
ADVは本来、言葉のやり取りを楽しむジャンルでしたが、グラフィックが付くと、その楽しみ方もかわってきます。
だからこそ、グラフィックアドベンチャーはADVと呼べるのかという論争もあったのでしょう。
そこで、従来からの最初期の作品をテキストアドベンチャーと呼び、グラフィックが付いたADVをグラフィックアドベンチャーと呼ぶようになり、区分けするようになりました。
少なくとも80年代にはそういう理解であり、それ以外の解釈はありえないと思います。
なお、そういう意味では、今のADVの99%はグラフィックアドベンチャーといえるのでしょうが、グラフィックがあるのは当たり前になったこと、ファミコンでADVを知った人からすれば、グラフィックアドベンチャー≒ADVなので、あえてグラフィックとつけて呼ぶ人は次第にいなくなったというところでしょうか。
本来の意味合いは、上記のとおりです。
他方で、時代が過ぎ、『Alone in the Dark』以降、3D作品が増えていくなかで、かつ、上記の当時の経緯を知らないような人が、2DのADVに対し、テキストアドベンチャーという表現を用いるのを見かけたことも何度かあります。
しつこいですが、ADVの歴史を知っていれば、2DのADV全般に対しテキストアドベンチャーと呼ぶのは間違いでしかないですし、私は非常に違和感があります。
ただ、テキストアドベンチャーとグラフィックアドベンチャーの論争を知っている人なんて、80年代前半のPCのADV事情を知っている人だけであり、そもそもの絶対数が少ないうえ、その年代の人は今は社会的にもそれなりの地位や責任があり、今更ネット上で熱心に語るような人はほとんどいないでしょう。
そのため、ネット上では、間違った使い方を平気で行っている人が少なからずいたとしても、不思議ではありません。
間違った使い方をしている人が多くなったという意味では、区分けとしては機能していないと言われても仕方ないでしょうが、ADVに詳しいような自負をしている人で間違った使い方をしている人がいれば、ただの知ったかぶりとなるので、ニワカを炙りだすという機能は有しているように思います。
とはいえ、VNの方は、日本産の2DのADVであればすべてVNとされてしまいかねないほど節操がないので、それよりはましかなとは思います。
回答ありがとうございます。
自分の想像していた認識の通りでした。
DOS時代のゲームほとんどプレイしておらず「PC8801ゲームライブラリ」を鵜呑みにしていますが、国内ではマイクロキャビンの『ミステリーハウス』と『表参道アドベンチャー』が同年発売で、早い段階で絵付きADVが出ており、テキストアドベンチャーは少数ですぐになくなったのでしょうか。
1990年時点で『ファンタシースターII テキストアドベンチャー』が商業として出ているので、その頃から本来のテキストアドベンチャーは認知度が低く、グラフィックアドベンチャーと混合されていたのかと思いました。
>ありのさん
もともと『ミステリーハウス』が出てきた時に、これはこれまでのADVとは明らかに異なる、ADVの本質とは何なのかという観点から生まれたのがテキストアドベンチャーやグラフィックアドベンチャーという表現であり、最初期のPCゲーを知っている人で、ADVとはなんぞやとジャンル論を考える人にとって必要な言葉・概念にすぎないと思います。
つまり、ファミコン以降で初めてADVに触れた人(特にポートピアのFC版でADVを知った人は多かったでしょう。)からすれば、ADVといえばグラフィックアドベンチャーであり、それ以上でもそれ以下でもなく、混同するどころか、そもそもテキストアドベンチャーなんて言葉自体知らなかったでしょう。
テキストアドベンチャーがすぐに少数になったのは事実でしょうが、ADVの本質や歴史を考えるうえでは非常に重要な存在であり、敬意が払われて然るべき存在だと思います。
問題はどこまでがテキストアドベンチャーで、どこからがグラフィックアドベンチャーとなるのかということでしょうか。
絵が少しでも入ったらダメという原理主義者みたいな人もいるかもしれませんが、普通はそこまで目くじらを立てる人はいないでしょう。
イラストが入っても、ライトノベルを漫画だと言う人がいないのと同じで、多少のグラフィックがあったとしても、作品の主目的がテキストによるやり取りにあるのならば、それはテキストアドベンチャーと言って良いように思います。
そう考えるとテキストアドベンチャーは、80年代は時々発売されていましたし、その後も決して多くはないものの、マイナージャンルとして続いているのでしょう。
なお、ADVについては、ゲームの構造上のジャンルで説明することもあれば、見た目上のジャンルで説明されることもあります。
グラフィックアドベンチャーとかテキストアドベンチャーとかインタラクティブムービーとかは、見た目上の分類といえるでしょう。
他方、コマンド入力式とかコマンド選択式とかノベルゲーとかは、ゲームとしての構造上のジャンルになります。
ふと思い浮かんだのが『芙蓉の浄土に安き給う』(2021)ですが、これは構造上のジャンルとしてはノベルゲーになりますが、立ち絵も一枚絵もなく、動かない背景の上にテキストが表示されているので、テキストアドベンチャーと分類して良いと思います。