『壮陽佳肴 (ツォンヤンジャーヤオ)』は1994年にPC98用として、スタジオみるくから発売されました。
タイトルからして何て読むんだこれって思ってしまいますが、その名に相応しいというか、中華風の作品でした。
<概要>
ゲームジャンルはコマンド選択式ADVになります。
あらすじとしては、主人公は修行中のナルシスト気味な仙人なのですが、500年も童貞をやってられるか~っと下界に飛び出していきます。
そして、妖怪どもを倒しながら、次々に女の子に手を出していくことになります。
<感想>
まぁ、大雑把に言えばバカゲーの範疇に入るのでしょう。
バカゲーではあるものの、おもいっきり中華風な世界観も当時はまだ珍しかったし、サウンドも中華風で盛り上げてくれましたし、世界観や雰囲気も楽しむことができました。
そんな世界観にエロや下品さを掛け合わされることで、より一層他にはない独特の雰囲気が生み出されていました。
この異質さは十分に長所と言えますし、この作品の最大の魅力なんだと思います。
個人的にも、このノリと雰囲気は凄く好きだったのですが、美味しいと思える部分はある程度量がないと、十分な満足度につながらないわけでして。
<ゲームデザイン>
どういうことかと言うと、ツォンヤンジャーヤオはコマンド選択式のADVで、必要に応じてコマンドが増減するタイプだったんですね。
で、普段のテキストとかはとても楽しいのですが、コマンド数が少ないのですぐに先に進んでしまい、楽しんでいる時間はそれほど長くなかったりします。
他方で、主人公の目的の関係上、Hシーンが多いのですが、ここではコマンド数が凄く増えるんですね。
良く言えばHシーンが濃くて長いとなるのでしょうが、私にはちょっと長すぎました。
それでもキャラが可愛ければまだ良いのですが、壊滅的に可愛くないんですよね。
だからむしろ苦痛にも感じてしまったわけで。
この絵が好きでHシーンも満足できていたら、おそらく名作扱いだったんでしょうけど、私には良さを消す要因でしかありませんでした。
<グラフィック>
ちなみにHシーンの一枚絵では、今でいう一枚絵の拡大縮小みたいな表現方法が用いられています。
もちろん本当に拡大縮小しているのではなく、おそらくそれぞれ別個に描かれているのでしょう。
あくまでも見た目の現象が似ているってことで、擬似的にそう見えるようにしたというわけです。
ゼロ年代以降はこういう演出方法が増えていったのですが、当時はスクロールとかは多用されていたものの、こういう用い方は珍しかったようにように思います。
まぁ、珍しいよなと記憶には残るのですが、局部や部位のアップを映されてもあまり意味がないように思うわけで、それほど凄いとは思えなかったんですけどね。
<評価>
総合では良作ってところでしょうか。
良い部分だけなら名作級のインパクトを持っていると思うのですが、上記のように不満もありましたからね。
絵が絵だけにマイナーにならざるを得ない作品かと思いますが、プレイ自体はとても面白かったし、いろいろと得るものは多かったです。
最終的な評価が何であれ、プレイしてみて良かったなと思わせる、そんな作品でしたね。
ランク:B(良作)
Last Updated on 2024-10-09 by katan



コメント
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これストーリーというか展開が結構面白かったな。
「やっぱ効いてんじゃねぇか、やせ我慢しやがって」とか、
師匠の援護に気づかない炎仙人が小物過ぎる。
あとインストール時に棒人間がダンスするのが印象的だった。
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このゲームはおっしゃるように展開が良かったですね。
プレイしていて楽しいと思わせてくれる作品でした。