『とある母親の過ち ~縁篇~』は2016年にWIN用として、らすこうから発売されました。
今回は人妻×ショタモノですね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
『最近、母親の様子がおかしい…』。
友達?の言動と母親の様子に何か違和感を感じる息子『賢人』…。
友達が始めたSNSの日記を盗み読んでみると…。
息子視点『賢人篇』から時間を遡って開始される『アヤマチ篇』の二部構成の作品。
息子によって夜に起動されるSNS『rasbook(ラスブック)』日記参照機能の実装。
日記は写真付きでアップされます。
<感想>
らすこうの「とある」シリーズの新作で、今回は人妻と息子の友人という、人妻×ショタモノになります。
らすこうのオリジナル作品は大好きなのですが、今作は最初、プレイする気になれなかったのです。
理由は主に二つあります。
一つは今作における『rasbook(ラスブック)』というシステムが、過去作の簡易バージョンということで、進化どころか逆に退化していることです。
もう一つは、過去作は音声付きだったのに、今作は音声がないことです。
結局はプレイしたのですが、案の定予想していた通りの印象でした。
ストーリー自体はクソガキが同級生の母親と関係を持つもので、特に捻ったところもないけれど、過去作同様に安定して楽しめるテキストでもあり、十分に楽しめました。
ただ、ストーリーの分岐の幅が少なめなのと、構成の関係上、同じシーンを繰返しみることが多いわけでして。
そのため、プレイ中における新たな刺激みたいなものが少なめであり、ちょっとコスパが良くなかったように思います。
それから、やっぱりシステム部分が簡略化されているので、シリーズ一作目で特にシステムに高い評価を付けた私としては、今作はどうしても物足りなく感じてしまいます。
まぁ、これは最初から言われていたことでもありますので、仕方ないことでもありますけどね。
それと、これまた事前に分かっていたことですが、音声がないのは少し寂しかったです。
<評価>
普通には楽しめたけれど、評価としてはいつもより低くならざるをえないのかなと。
シリーズ未経験者には別の作品からやってもらいたいですし、シリーズ経験者は、何か新しさを求めるのであれば、今回はプレイしなくても良いのかなと思います。
もちろん、ショタ×母親モノが好きというのであれば、楽しめる確率は高まりますし、プレイして損はないですけどね。
個人的には、本作自体はプレイしなくても構わないところでもありますが、今回はサークルに対するお布施・応援って意味も兼ねてってところですね。
というのも、同人ゲーでもRPGとかだと、わりと更新が多くあったりします。
しかしADVって、ほとんど更新がないですからね。
同人ゲー全体では多くプレイしていても、同人RPGはあまりプレイしない私の場合、更新で恩恵を受ける機会が少ないのですよ。
その点、このサークルは違っていまして。
『とある人妻のネトラレ事情2』はノベルゲーですが、既に何度かバージョンアップしていて、新規のシナリオとかが追加されているんですよね。
つまり私も恩恵を受けることのできた、珍しい作品でもあるのです。
まぁ大型更新の時には価格も上がったみたいですが、私は最初の時に購入していたので、安い価格の状態でずっと楽しめているわけで、だから『とある人妻のネトラレ事情2』の満足度は非常に高いのですよ。
それがあるから、これからも頑張って欲しいという意味合いも兼ねて、今回も購入したというわけです。
今作の今の時点での満足度はそれほど高くないですが、サークル自体は良心的なところですので、今後の活躍に期待したいものですね。
ランク:C-(佳作)
Last Updated on 2024-09-07 by katan
コメント