催眠クラス WONDERFUL ～女子全員、知らないうちにまた妊娠してました～

『催眠クラス WONDERFUL　～女子全員、知らないうちにまた妊娠してました～』は、2016年にWIN用として、OLE-Mから発売されました。

今作はヒロインたちがとても可愛くなり、全体的に前作より進化しましたね。

＜概要＞

ゲームジャンルはノベル系ＡＤＶになります。

あらすじ・・・
通販で手にいれた怪しげなライターで催眠術をかけてみたら、クラス全員にかかっちゃった! ?
どんな非常識なエロ授業でも、催眠だから「当たり前」
催眠術を使って毎日がエロ授業な学園ライフが、またはじまる!

＜感想＞

一応2014年に発売された『催眠クラス』の続編であり、つながってはいるのですが、ほとんど関係ないです。
したがって、今作からプレイして問題ありません。
もっとも、今作には前作もついてきますので、両方やった方がお得ですけどね。

前作も今作も基本的な流れは共通しており、催眠術にかかってしまったクラスの女の子らに、学校内で好き放題に悪戯をしてしまうという流れになります。
催眠術系の作品も、近年はストーリーが優れていたり、少しでもリアリティをもたせようとするものも出てきていますが、本作は催眠状態の女の子らへの悪戯が主であり、エロ重視な作品といえます。
そのため、上記の様なストーリー重視路線を求める人には、あまり合わない作品といえるでしょう。

じゃあ、エロの観点からどうなのかですが、前作は悪戯にしても少しもの足りない印象もありました。
今作は前作よりもグレードアップしており、催眠モノらしいシチュが充実してきたのかなと。

ちなみに、サブタイトルを見ると妊娠とあるので、腹ボテＨとかを期待する人もいるかもしれません。
一部のキャラには該当シーンもありますし、最後のハーレムＣＧでは全員の腹ボテ姿もあるのですが、腹ボテ状態でのＨシーン自体は非常に少ないので、腹ボテＨには期待しない方が良いと思います。

とりえあず催眠モノとしては前作より面白くなりましたが、それでもストーリーに関しては普通の域を出ないので、本作を楽しめるか否かは、特徴でもあるグラフィックをどう捉えるかにかかってくるのでしょう。

私は、原画である望月望さんの絵が元々好きだったのですが、前作は少し野暮ったいような重いような印象を受け、あまり良いとは思えませんでした。
しかし今作は凄く良い感じになり、個人的にはかなり好きな絵になりました。

また、このブランドは胸にこだわりがあるからか、「もみぱいアニメ」として、前作では胸をいじる場面のみアニメーションがありました。
乳フェチならそれでも十分かもしれませんが、できれば他のシーンでも欲しいよなと思っていたところ、今作ではさすがに全てのシーンでとまではいかないものの、主要ヒロインの挿入シーンがアニメーションになりまして。
これにより、エロの観点からも進化していると言えるでしょう。

他にも、このブランドの過去作では、ヒロインの肌の色をかえることができました。
本作でもその機能はついていますので、やけた肌が好きな人なら更に楽しめるでしょう。

システムに関して少し不満点を挙げるならば、吹き出しモードになるでしょうか。
このシリーズでは、通常時は下部テキスト欄で進行しますが、Ｈシーンでは吹き出しモードになります。
しかしこの吹き出しモードは、完全に表示位置が固定されていまして。
これでは単にテキスト欄の位置が変わっただけであり、吹き出しとしての魅力を出しきれていないんですよね。
この点は、次回以降には改善してもらいたいものです。