『天使たちの午後3 ~リボン~』は1989年にPC88用として、JASTから発売されました。
ナンバリングタイトルとしては3作目になるものの、シリーズの作品としてはこれで既に5作目ということで、もう大御所的雰囲気すら漂ってきたシリーズでしたね。
<感想>
そういうわけで、この当時のアダルトゲームの中では、最も伝統のあるシリーズなのですが、驚いたことに原画が変更されてきました。
これについては当時、賛否両論あったみたいですが、個人的には否定派になるんですかね。
もちろん、タイトル画面の絵とか、それ以外にも部分的には凄く良いシーンもあるのですが、全体的には何か微妙なのが多くって。
そもそも、まろっぽい眉が性に合わなかったのでしょうね。
まぁ、ここは個人の好み次第なのでどっちにも捉えられるでしょうけど。
あらすじとしては、主人公は大学を出たての新任教師であり、超お嬢様学校に赴任することになります。
そして、生徒でヒロインの岡本遙をモノにすることが目的となります。
本作は、伝統あるシリーズの後継作という点では注目度はあったのでしょうが、内容的にはごく普通って感じでしたね。
お嬢様大好き人間なのでそれなりには楽しめましたが、このシリーズでなかったら遊ぼうと思ったかは分かりません。
ゲームジャンルはコマンド選択式のADVで、今回は6種類のEDがあるマルチエンドADVとなっていました。
この点は、進化したと言えるのでしょう。
マルチエンドになったこともあり、シリーズ内で比較すれば、少しずつではあるものの、過去作より進化していっているのでしょう。
しかし、初代天午後が発売された頃とは事情が異なり、本作の進化以上に周りも進化していて、既に他所でマルチエンドの作品もいくつも登場していますので、全体的にはあえて強調するほどの特徴ではないかもしれません。
<評価>
悪くもないけど良くもないってことで、個人的には佳作と判断しておきます。
それにしても、このシリーズは2といい3といい、番外編の方が面白いと感じるのは私だけでしょうか。
個人的には、このシリーズの作品をプレイしたいのであれば、2番外編、3番外編をまずオススメします。
Last Updated on 2025-05-07 by katan
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