蒼天の白き神の座 GREAT PEAK

1998

『蒼天の白き神の座 GREAT PEAK』は1998年にPS用として、SCEから発売されました。
本作は『アークザラッド』シリーズを制作したところが作っており、希少かつ完成度の高い登山SLGでした。

<概要>

ゲームの魅力の1つに、物事を擬似的に体験させてくれることが挙げられるでしょう。
今まで興味を持ってなかったこと、或いは興味を持てても敷居が高くて手を出せなかったことでも、ゲームをすることで興味を持てるようになったり、実際に手を出すきっかけになったということもあるはずです。

本作は登山SLG。
8000M級の最高峰の山々の登頂を目指す、本格的な登山をシミュレートした作品です。

<感想>

本作は、登山の計画を練るパートと、実際に登山をするパートの2つから成り立ちます。
計画モードでは隊員を募り、どの山にいつ登るかなどを決定していきます。

作戦モードでは実際に登山に挑むことになるわけですが、山の状況は刻一刻と常に変化し続けるのです。
どのルートが最適なのかを探索しつつ進行し、障害が発生したら即座に対応していかなければなりません。
やるべきことは多いし、ゲームはかなりハードです。
登山SLGという発想自体非常に珍しいかと思いますが、独自性だけでなく、ゲーム性も非常に充実していたと思います。
本作を通じて登山の魅力に気付くことも出来ますし、その存在意義は大きいと思います。

また良いゲームというのは、この機種を購入して良かったと思わせてくれるものです。
登山SLGというシステム自体は、SFCまでの16ビット機でも作れるのかもしれません。
しかし、実写等により山の持つ迫力を十分に伝えるためには、PSの能力が必要だったのだと思います。
この時期になってようやく実現が可能になった作品という意味でも、私は価値が高いんじゃないかなって思うのです。

<総合>

総合では名作といえるでしょう。

最近はこういうゲームが減りましたよね。
マイナージャンルゆえに売り上げは望めないかもしれないけれど、機種の能力を活かしつつ、他にはない唯一無二の独自性もあり、かつゲーム性も高い作品なんてのは。
私は初代PSはかなり好きな機種だったのですが、それは探せばこういう作品が出てくるからなんですよね。
こういう作品があるからゲームはやめられないんだよなって、そう思わせてくれる素晴らしい作品でした。
私は物語性やキャラ性も求めてしまうタイプなので、純粋なSLGの点は伸びにくい傾向にあります。
それでもこれだけ評価したくなる作品ですので、山好きな人や生粋のSLG好きならもっと楽しめるのではないでしょうか。
決して派手さはないけれど、通にはきっと分かる、そんな「本物」といえるゲームでした。

ランク:A(名作)

蒼天の白き神の座

Last Updated on 2024-04-18 by katan

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