『その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ』は、2007年にWIN用として、ふぐり屋から発売されました。
百合ないしレズゲーの、シリーズ第3弾となる作品でした。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
商品紹介・・・
らぶらぶで、とってもHで、百合ん百合んなツンデレ☆ラブコメディー♪
同人ゲームサークル「ふぐり屋」の第三弾は、またまた百合ラブコメ!
「その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ」です!
主人公の麻衣は転校生の玲緒に告白をされ、驚きつつも相思相愛であった事に気付きます。
それからの二人はもうべったり&甘々な毎日で、ツンデレ娘の玲緒も赤面しっぱなし!?
<感想>
今日まで長く続いている百合ゲー、「その花びらにくちづけを」シリーズの第3弾になります。
もっとも、シリーズとはいっても、作品によってはストーリーが直接つながってはいない物もありまして。
本作も前2作とは主人公が異なっていますので、前2作をプレイせずに本作からのプレイで全く問題ありません。
さて、10年代も半ばに差し掛かった今日では、百合ゲーもそれなりに発売されるようになりましたし、中には非常に優れている作品も出てくるようになりました。
しかしながら、ゼロ年代後半に入った頃は、まだそれ程多くなくて、まともに楽しめる百合ゲーがあるというだけでも、百合好きにはありがたかったものです。
そうした事情もふまえますと、ゼロ年代後半からコンスタントに発売され続け、一定の内容も保っている本シリーズは、当時は存在自体がありがたいものでもあったのです。
本作にはストーリーらしきストーリーはほとんどなく、主人公ら二人の会話と関係性の変遷が全てと言っても過言でありません。
それだけに二人のキャラが重要になってくるのですが、二人とも非常に良いキャラで、甘い百合要素にツンデレ成分も加わり、単純に読んでいて楽しかったです。
ぺこさんの可愛い原画の魅力も相まって、更に可愛く感じられますし。
この作品が好きな人って、細かい理由はいろいろあるにしても、結局はこの二人が好きなんだろうなって、端的に言えばそうなるように思いますね。
ところで本作は、相思相愛になった後はHシーンが頻繁に出てきます。
CGの大半はエロCGですし、マニアックなシチュもありますし、結構エロは充実しているのですよ。
低価格商品なのでボリューム自体少ないのですが、上記のようにストーリー性が非常に希薄なかわりに、Hシーンが一杯盛り込まれたって感じですね。
後は好みの問題でもありまして。
良い百合ゲーの判断基準として、濃いエロの存在を挙げている人を以前に見かけまして。
もし百合に濃いエロも求めているのであるならば、本作を楽しめる可能性は高くなるのでしょう。
他方で私は、精神的な側面を重視したのが百合であり、肉体的な側面を重視したのがレズだと考えています。
本作は百合でもあるのでしょうが、その大半を二人の肉体関係の描写に割いていますので、私の感覚としては、本作はレズゲーなのですよ。
すなわち、百合要素も含んだレズゲーというのが、この作品に対する私の認識になるのです。
そして、二人の女性の精神的つながりを重視した百合ゲーは少ないけれど、肉体的なつながりを重視したレズゲーは、PC98時代までは定番ジャンルでもありました。
したがって、レズゲーは何本も体験してきており、レズゲーであるというだけでは珍しく感じられません。
私が興味あるのは、百合としての精神的つながりの部分であり、二人の関係性の変化を深く感じ取るためにも、ストーリーにおけるイベントなどが重要になると考えるのです。
本作にはイベントらしいイベントがないことから、百合としての部分で印象的な部分がなく、その点が少々もの足りなくもありました。
<評価>
可愛い女性同士で、キャラも魅力的で、エロも良い感じなのでね。
刺さる人はいると思います。
私の印象に残ったのもレズ部分ですし、女性同士の肉体的側面を重視するプレイヤーであるならば、まず楽しめるでしょうね。
他方で、核となるストーリーがあり、その過程での精神的変化を重視する人、Hシーンよりも百合な関係を深めるイベントシーンを見たい人だと、少しもの足りなく感じるのではないでしょうか。
個人的には、百合としてはもの足りなく、レズとしては満足という感じで、総合では佳作としておきますが、何を重視するのかでも印象の変わり得る作品ということですね。
Last Updated on 2026-03-22 by katan



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