『sonnet ~心かさねて~』は1998年にWIN用として、ブルーゲイルから発売されました。
恋愛と凌辱のコラボで、個人的には好きな作品でしたね。
<感想>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
ゲームシステムにかわったところはなく、ストーリーも普通の恋愛もので特に優れているわけでもありません。
そのため、今一体どれだけの人が覚えているかは分かりませんが、個人的には結構好きだったりします。
というのも、このゲームにはヒロインが一杯いるのですが、そのヒロインが犯られてしまうバッドエンドが用意されているからです。
多くのヒロインの中から好きなヒロインを選ぶことが出来る。
その選んだヒロインに対しても、自分の行動次第でハッピーエンドにもバッドエンドにもなりうる。
自分の行動で、その後の展開を決められるわけです。
しかもハッピーとバッドの落差が激しいので、より選択の幅や楽しみが広がります。
分岐型のADVのゲーム性を考えた場合、こうした要素は非常に重要な要素だと思います。
でも、意外とこれがしっかりしているゲームって少ないんですよ。
まぁ、最近はゲーム性を廃してもストーリー優先なのが多いので、その影響も大きいからとも言えますけどね。
そういうわけで、ギャップの激しさの点で私は好きな作品ですし、似たような好みの人は結構楽しめるかと思います。
ただ、世間一般の評価はあまり芳しくないようですね。
それもある程度は納得できる話でして、ギャップを好む人は楽しめると思うのですが、上述のように如何せん個々のストーリーは凡作としか言えないですから。
そのため、万人には決しておすすめ出来ないかと思いますが、上に書いたように、最近のストーリー重視系のノベルにはない魅力があるのも確かでして。
ピンポイントでツボに当てはまる人には、ぜひともやってもらいたい気もしますね。
数少ないアイドル物のアダルトゲームという点でも貴重ですから。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-12-24 by katan
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