『ランス 光を求めて』は1989年にPC88用として、アリスソフトから発売されました。
今ではすっかりアリスの看板シリーズとなったランスシリーズ。
本作はその1作目になりますね。
<感想>
ランス本編は、一部の作品はSLGであるものの、その多くはRPGであり、私もやっぱりランスはRPGだよなと思うのですが、1作目である本作は、ADVにRPG的要素がついた作品になっています。
まぁ、今では私もすっかりランスシリーズの大ファンですが、1作目の頃はそうでもなかったんですよね。
同じ年のアリス作品でも、どちらかと言うと、『あぶない天狗伝説』とかの方が好きでしたし。
そもそも、プレイしだしたのは人気が出てからですしね。
それにしても、この当時にランスが後に化けるなんて、どれくらいの人が予想できたんでしょうね。
1作目からリアルタイムで応援し続けてましたって人がいたら、この場を借りて感謝したいです。
スタッフの頑張りはもちろんのこと、シリーズが続いたのはファンの応援があったからこそですから。
さて、本作をゲーム単体で見た場合、基本的にはちょっと変わったファンタジー物のADVですよね。
ゲーム自体にはあまり特徴はないかと思いますが、とにかくランスの設定が際立っていた作品でした。
最近のランスくんは少し丸くなっていますが、1作目の頃はもっと酷かったんですよね。
鬼畜というのは今の使われ方からするとちょっと違うように思いますし、どちらかと言うと冷酷って感じでもあるのですが、いずれにしろこんな主人公は他にはなく、その個性は圧倒的でしたね。
<評価>
ゲーム自体の出来としては平均以下と言われても仕方ないと思いますが、偉大なランスというキャラを生み出したということで、甘いと思いますが一応良作としておきたいと思います。
ちなみに今ではフリーでもできますが、正直未プレイの人はあまりやる必要もないかもしれません。
まだ主要メンバーも出揃っていないですし。
ただ、最初のランスがどんなだったかを知りたいって人ならば、一見の価値はあるかもしれませんね。
ランク:B-(良作)
※今なら、ランスシリーズの正史をまとめた35周年記念パッケージがおすすめです。

Last Updated on 2025-05-11 by katan
コメント
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思い出すのが難しいほど昔
新宿東口のヨドバシカメラでランス(と同級生)を買ったのがランスとの長いお付き合いのはじまりでした
アリスソフトは当時から400ラインのグラフィックに取り組み
店頭でも異彩を放っていましたが、やたらめったらフリーズしたんですよねw
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昔のアリスは、新しいことに早くから挑戦していましたよね。
エルフはゲームデザインやストーリー表現等で新しいことに挑戦し、
アリスはグラフィック表現とかHDの使用とか、
エルフとは全然異なるベクトルで新しいことに挑戦していたイメージでした。