School Days

2005

『School Days』は2005年にWIN用として、Overflowから発売されました。

今ではもう「ナイスボート」のイメージしか出てこないくらいですが、アニメ化された影響でかなり有名になった作品ですね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
正確には、フルボイスフルアニメーションで作られたノベル系のADVというのが分かりやすいでしょうか。
まぁ、分かる人にはインタラクティブムービーと言った方が伝わりやすいかもしれません。

あらすじ・・・
【好きな子を携帯の待受画面にして 3週間隠し通したら想いが叶うんだって】
平凡な住宅街に暮らす主人公「伊藤誠」は代わり映えの無い日常の中、通学電車で乗り合わせる同じ榊野学園の「桂言葉」に淡い恋心を抱くようになる。
恋愛には奥手で、調べたり、声をかけたり等は出来ず、遠くから見ているだけの小さな幸せを感じていたが、同じ1年3組のクラスメイト「西園寺世界」の後押しで言葉と付き合うようになる。
不器用でくすぐったい恋愛模様が始まる中、3人の想いは交錯、思いもよらないドラマを紡ぎ出し、運命の糸が複雑に絡まり始める…。

<感想>

本作については、オリジナルのゲーム版よりも、アニメで知った人の方が、もしかしたら多いのではないでしょうか。

基本は恋愛や三角関係などを扱った作品ではあるものの、良くも悪くも鬱やグロの代表格といった感じの作品ですので、おそらくあちこちで細かく説明しているところもあるでしょう。
そのため、細かいところは省略しますが、そういう欝やグロが好きな人ならばきっと楽しめるかと思います。
あるいは、もうブーム自体は過ぎ去ったのでしょうが、かつて話題になった作品に興味があるような、オタの基礎教養(?)を高めようって人なんかにも、有意義な作品だと思います。

本作は、昔でいうところのインタラクティブムービーのような作品であり、フルボイスフルアニメーションが当初のウリだったのでしょうが、これが思ったより動いていなかったりするわけでして。
それこそ、昔のやるドラの方が、まだ動いていたように思います。
最大のウリがそれ程でもないというのは、ちょっときついですね。

また、個々のイベントシーンには衝撃的な映像はあるものの、ストーリー自体は特に面白いものでもなかったですし、整合性にも問題がありました。
加えて、主人公もヘタレすぎたので、展開にインパクトがあることは良いとしても、ちょっとしたところでストレスが溜まりやすかったかなと思います。
つまり、個々の「場面」を重視する人なら楽しめる確率は高いでしょうが、ストーリー全体の「流れ」を重視する人には合わない作品なのででしょうね。
まぁ、そういう「場面」重視という意味では、とっても今風なのでしょう。

話題の原因ともなったショッキングなシーンも、初めて見たときのインパクトは確かに凄いのですが、突発的でストーリー面での後押しがないですからね。
そのため、意外と記憶に残らないのですよ。
まぁ単に私が「流れ」重視だからなのかもしれませんけどね。

例えば、『狂った果実』なんかも鬱ゲーで有名ですが、あれは画像のインパクトだけなら本作には敵いません。
しかし、優れたテキストがあって画像の状況を上手く説明していたから、いまだに覚えている人がいたりするわけですね。
本作の場合、ショッキングなシーンはあるものの、そこにテキストが伴っていなかったために、どうしても映像やシーンだけが単独で出てきちゃうわけで、その点は勿体無かったです。

<評価>

他にもバグもありましたし、名作と言うには足りない部分もいろいろあったと思いますが、それでも他にはあまりない刺激は十分に伝わってきましたしね。
それに私は主題歌も凄く好きでしたし、キャラデザも結構好みなんですよね。
そのため、楽しかったのも間違いないわけで、話題性ほどではないにしろ、十分良作と言って良いかと思います。

ランク:B(良作)

DL版

Last Updated on 2026-02-11 by katan

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