『ピュア(PURE)』は1989年にPC88用として、クイーンソフトから発売されました。
ヒロインの可愛さだけが突出した作品でしたね。
<感想>
ゲームジャンルはコマンド選択式ADVになります。
自分に好意を寄せてくれている女の子に危機が迫っている、でも、肝心のその子が誰なのかが分からないということで、学内を探し回るというストーリーでした。
たぶん、あらすじを聞いても何も惹かれる要素はないかと思います。
ミステリー要素のある学園ものというのは、この当時の人気ジャンルでもあり、定番とも言えましたからね。
しかし本作の場合、一度画面写真を見ると、急に気になりだすわけでして。
というのも、どのキャラも可愛くってね、個人的にはこの当時では最高ランクの可愛さだと思います。
これは強力な長所と言えるでしょうね。
ただ、他が駄目すぎでした。
コマンド選択の出来は悪く、だるいだけでしたし、ストーリーも大したことはないですしね。
それでもこのキャラでHシーンがしっかりしていれば構わないのですが、HシーンというよりCGが数枚表示されるだけです。
中には、ゲームのラストに主人公の妄想という形で、強引にフォローされているものすらある始末です。
ストレスなくHシーンが見られるという点では、まだあやよさんの方がマシにも見えてきます。
一体何がしたくて作ったのか、意図が見えてこないんですよね。
見た目が良いだけに、本当に勿体無いです。
クイーンソフトは好きなゲームもあるし、このゲームだって見た目だけならば良かったんですけどね。
それだけに、このシリーズだけ何でこんな出来になったのかと、どうしても残念に思えてしまいますね。
<評価>
キャラデザは凄く良いので、それだけであれば名作級の出来でしょう。
他方、内容に関しては駄作相当の作品であり、総合としては凡作といえるでしょう。
繰り返しになりますが、キャラデザだけはとても良かっただけに、もったいない作品でした。
ランク:D(凡作)

Last Updated on 2025-05-06 by katan
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