叔母の寝室

2006

『叔母の寝室』は2006年にWIN用として、PUZZLEBOXから発売されました。

官能小説家である鏡龍樹さんの著作を原作としたということで、他のエロゲとは異なる雰囲気の熟女ものでしたね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

商品紹介・・・叔母の寝室で繰り広げられる痴態の数々……
フランス書院文庫で活躍中の官能小説家『鏡龍樹』氏の著作を原作に、平凡な学生である主人公が、美しく妖艶な叔母と、その娘である清純な従姉妹との関係に溺れていくさまを描いた倒錯相姦官能AVG。

あらすじ・・・
ある日、出来心で玲那の下着のにおいを嗅いでるところを玲那の母であり、健太にとっては叔母にあたる妖艶な美女、鞠乃に見つかってしまい、そして脅迫されるように誘惑され関係を持ってしまう。
健太は、玲那への愛情と、鞠乃への肉欲との板挟みで苦しみながらも抗いがたい鞠乃の魅力の前に、いつしか、若く美しい叔母にかしずく奴隷と化していく…。

<感想>

本作には元となる小説があって、それをマルチエンドのゲームに再構成したようですが、残念ながら原作の方は読んでいません。
読んでいたらまた違った感想になるのかもしれませんが、とりあえず原作未読としての感想になります。

ちなみに、原作が官能小説なだけであり、本作のライター自体は別人なのだけれど、それでも元が官能小説なだけあってか、普通のエロゲとは雰囲気が異なりますね。

本作は大雑把に言えば叔母との関係に溺れ、叔母の言いなりになっていく作品なわけで、つまりはマゾ向けの作品と言えるのでしょう。
マゾ向けの作品は近年は増えていますので、そういう意味では決して珍しくないのかもしれません。

しかしながら、近年の抜きゲーは卑語や隠語を直接言わせたり、女王様なら女王様キャラとしての極端な属性のキャラにより、主人公を屈服させるというような、直線的で安直だけど分かりやすいような構造の作品が増えています。

それに対して本作の叔母は、型にはまった安直なキャラではなく、言葉で諭すようにしながら、じわじわと精神的に屈服させていくわけでして。
その辺の過程のようなところが官能小説的でもあり、現在のアダルトゲームでは珍しい雰囲気を有した作品と言えるのでしょう。

もっとも、今のうける路線とは異なるので、今人気のタイプが好きな人には合わないかもしれません。
逆に露骨で安直な今の傾向が合わないような人の場合、本作なんかの方が合うと思いますね。
個人的にも本作のようなねちっこさは読んでいて楽しく、マゾ向け作品の中でも楽しめた作品でした。

ちなみに、タイトルにもあるようにメインは叔母なのですが、嫉妬する従姉妹が何とも可愛らしい作品でもありました。
したがって、叔母と従姉妹に関しては、満足度も高かったです。

他方で本作には、辣腕女社長という別のヒロインも登場します。
このキャラに関してはオマケのようなものであり、後からくっつけたような薄さと、もの足りなさを感じてしまいました。
もし未プレイで、この女社長だけが目的というのならば、少し検討し直した方が良いかもしれません。

<評価>

美しく妖艶な叔母は良いですね~
普通のアダルトゲームと異なる雰囲気というのもありますが、官能的な内容は満足度も高かったです。

これで女社長も同程度に作り込まれてあれば、ゲームとしての横幅も広がって名作にもなりえたかもしれないのですけどね。
良くも悪くも原作の魅力を引き出すにとどまった印象ですね。
そのため、総合でも良作に近い佳作としておきます。

PUZZLEBOXは翌2007年に『年上Lesson』を発売し、これがまた面白かったわけでして。
この時期は官能的な熟女モノと言えばPUZZLEBOXであり、凄く期待していたものでした。
この路線のまま続けていれば個人的には嬉しかったのですが、なかなか上手くいかないものですね。

ランク:C(佳作)

叔母の寝室

Last Updated on 2026-02-23 by katan

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