『夢幻廻廊』は2005年にWIN用として、BLACK CYC(ブラックサイク)から発売されました。
M好きのために作られた、正真正銘のマゾ向けゲーでしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
商品紹介・・・記憶喪失の少年が謎の屋敷で体験する
様々な被虐的悦楽を描いたエロティックアドベンチャー。
主人公の劇中での立場は‘キャトル’と呼ばれる家畜。牛や豚、鶏など、人間の食欲を満たすために存在するそれと同じく、劇中のキャトルは人間の性欲を満たす‘生き物’でしかない。
館に住む人間たちはキャトルである主人公を家畜として扱うことに何の躊躇いも疑問も抱かず、それが当然と思っている。そして主人公も、そうした人間たちが平然と繰り返す異常なる日常の中で、徐々に人間性を失い完全な家畜に変容していく。
<総論>
好きな属性というものは人それぞれだとは思いますが、マニアックな属性になってくると、好みのゲームを探すこと自体が困難になってきます。
本作はそんな極一部の、マニアックな嗜好を持つ人のための作品でした。
つまり簡単に言いますと、これってマゾ向けゲーなんですよね。
しかもショタゲーです。
ショタな主人公がヒロインらによっていじめられる様子を眺める。
この1文に全てが集約されていると言えるでしょう。
ストーリーはもちろんのこと、CGだってそうです。
残飯を犬のように食べさせられる主人公の様子とかが、きちんとCGで用意されてあるのです。
たぶん、多くの人は見ていて楽しいものではないと思います。
中には吐き気をもよおすとか、嫌悪感を抱く人も出てくるでしょう。
また、そこまでいかなくても、単純にマゾっ気のない人には、何が楽しいかすら分からないかもしれません。
間違いなく人を選ぶ作品です。
場合によってはトラウマになりかねないですし、ある意味絶対に人には勧められない作品とも言えるでしょう。
でも逆に、マゾな人、しかもショタ好きな人にとっては、これはたまらない極上の1品なのです。
絶対にこれは手放せないって思った人も必ずいるであろう、そんな作品なんですよね。
したがって、ショタ好きでマゾなのにまだやっていない人は、今すぐ購入してください。
きっと満足できるはずですから。
逆にそういう趣味のない人は、避けるのが賢明です。
ただ、そう忠告した上であえて言わせてもらうならば、個人的には、そういう趣味のない人にこそ、やってみてもらいたい気もするんですけどね。
今までに知らなかった未知の世界、新たな属性を体験するっていうのも、ゲームならではの特権なのですからね。
<感想>
さて、もう少し細かく見ますと、大まかなイメージは小説で言えば「家畜人ヤプー」ですね。
ヤプーをアダルトゲームにして、主人公をショタにした。
そんな感じのゲームです。
ヤプー好きで本作をやってない人は本作をやってみるべきだし、逆に本作が楽しめてヤプーを読んでない人には、ヤプーをお勧めします。
こういうジャンルってあまりないですからね、数少ない良作には媒体の壁を越えて、いろいろ手を出していきたいものです。
私は特にショタ好きでもマゾ好きでもないのですが、ヒロインらが凄く好みだったのと、変わった世界観が好きなので購入しました。
『MINDEAD BLOOD』でブサイクのファンになっていたのと、立ち絵で脱ぐシーンがあるっていうのも、個人的にはポイントが高かったですかね。
そういうわけですので、この手の属性はなかったものの、可愛いヒロインに変わった世界、秀逸なCGによって基本的には結構楽しめました。
ただ、何とも勿体無かったのがストーリーなんですよね。
本作はギミックというかトリックというか、ストーリーの構造自体もかなり凝っています。
しかし凝っているだけであり、それがいまいちプレイの面白さにつながっていません。
これがきちんと描かれていれば、とんでもない名作にもなりえたでしょう。
しかし、途中の描写が足りないから、結果として、ラストのオチも弱く感じてしまったのでしょう。
それと個々のシーンとCGの派手さに目を奪われがちですが、ストーリー自体は淡々と進んで淡白な出来でした。
そこがどうしても引っかかってしまったわけでして。
実に勿体無かったですね。
<評価>
そのため、総合でも良作止まりとします。
ただ、まぁ、これはあくまでも、M向けゲーが大好きとまでは言えない人間としての評価です。
仮に私がショタやマゾのゲームをこよなく愛していたとしたら、そして好きなジャンルなら高く点を付けるというのであれば、名作としていたでしょう。
だから本作を絶賛する人がいても不思議ではないわけで、良くも悪くも嗜好次第といった作品だと言えるでしょうね。
ランク:B(良作)

Last Updated on 2026-02-14 by katan


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