こんなアタシでも・・・

2001

『こんなアタシでも・・・』は2001年にWIN用として、WINTERSから発売されました。

最凶ヒロインとして呼ばれた東雲真冬。
それが全てなのでしょう。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
真性の『ラブレスセックス少女』…東雲真冬(しののめ・まふゆ)…
真冬はどうして、好きでもない男達に抱かれるのか?
真冬は何故、毎日誰かに抱かれないと安心できないのか?
そんな真冬を…あなたは愛することができますか?
東雲真冬は…『どんなプレイでも』受け入れてくれます…

<感想>

恋愛ノベルゲーで、世間一般の評価の平均値はそこそこと書くと、いたって平凡なゲームのように思えてきますが、トラップは意外なところに潜んでいるものです。
それが、冒頭でも書いたヒロインの東雲真冬の存在なんですね。

表現方法はいろいろあるのでしょうが、簡単に言えば誰とでも寝る女の子です。
なんなら、ゲーム序盤からそういうシーンばかりです。
その娘を更生させようって話なわけですね。
そういう作品ですので、ちょっとでも寝取られに抵抗がある人には、このゲームはかなりキツイでしょう。
最近は純愛物しか受けつけない人もいますが、そういう人がこれをやったらどう反応するのか。
意地が悪いかもしれませんが、ちょっとみてみたい気もします。

純愛物ばかりというのもつまらないですし、かといってヒロインが一方的に陵辱されるだけもありきたりすぎます。
いろんな人間がいるんだから、いろんなヒロインに会ってみたいではないですか。
それができるのがアダルトゲームなのですから。
こういう娘が最高のヒロインと絶賛される世の中は嫌かもしれませんが、もっとこうバリエーションに富んだヒロインがいても、それはそれで良いと思うのですよ。
明らかに人気が出るとは思えない分野に挑んだスタッフには、敬意を表したいものです。

<評価>

さて、そうは言うものの、実はゲーム全体の完成度はあまり高くないです。
どの部分ももう1つ足りない感じですので、内容的にはせいぜい佳作程度と言ったところでしょう。
しかしストーリーは忘れてしまっても、真冬の存在だけは決して忘れられない。
ゲームとしての出来はさほどでないけれど、真冬の存在だけは間違いなくアダルトゲーム史に残るでしょう。
当時としては、それぐらいのインパクトがあったわけですね。
まぁ、主観的な好みとしてはあまり好きではないのですが、最凶ヒロインに敬意を表して良作としておきたいと思います。

ランク:B-(良作)


こんなアタシでも…

Last Updated on 2025-02-12 by katan

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