ここから夏のイノセンス!

2015

『ここから夏のイノセンス!』は2015年にWIN用として、Clochetteから発売されました。

演出と青姦の優れた作品でしたね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・今からほんのちょっと前の時代。
都市部では、のちの情報化社会へ向けた発展が着々と進んでいた半面、山間部では未だ開発の波が届かず、昔ながらの雰囲気を保ったままの場所も多く存在した。
そんな山村集落の一つ『晶生村』に、どういうわけだか未来からやって来てしまった主人公・千種由嗣。
シビアな競争社会である未来において、彼はいわゆる落ちこぼれのレッテルを貼られていた。
優秀な人間にしか許されない過去渡航など、本来できる身分ではない。
なのに、どうして過去へ来てしまったのか。
混乱して夜の山中を彷徨ううち、まるで蛍に導かれるようにして出会った少女・初姫いろはに保護された由嗣は、特別に滞在が許され、しばらく晶生村での生活を送ることとなる。
そこで彼を待っていたのは、自分の暮らしていた時代とは違う、
のんびりとした時間の流れ方。いろはを始め、彼とは違って正規にこの時代へ訪れた未来人姉妹・蛍塚アリカとユノ、そして村長の娘・久万里寿といった少女たちとの交流を重ねるうち、由嗣はやがて今までにない癒やしと予感を覚えはじめる。
この時代に来てしまったのは幸運だったんじゃないだろうか。
ここでなら、自分もなにかできるんじゃないだろうか。
例えば、女の子と恋をすることも――
ここからはじまる夏の恋物語。
なにもかもが未経験だからこそ、知ってしまえばどこまでも。

<感想>

ゆず・クロシェット時代と言えるのかどうかは分かりませんが、一時期、ゆずソフトとクロシェットが交互に年間売上1位をとっていた時代がありました。
そのため、当時は、両ブランドの作品を注目していた人も多かったでしょう。
どちらも原画が人気だったのでしょうが、私はあまり良いとも思えなかったことから、特に注目していませんでした。

また、本作に対しては、いつもと原画が異なっていたことから、谷間の作品とか、つなぎの作品というような表現を見かけることもありました。
そういう事情もあり、発売当時はスルーした記憶があります。

もっとも、クロシェットの作品をプレイしてみると、画面全体を活かした演出をすることから、これは良いぞとなりまして。
しかも、よくよく考えてみると、私はクロシェットの本来の原画があまり好きではないのだから、原画変更は別に何のマイナスにもならないよなと思い、それで本作もプレイしてみる気になったわけです。

そして本作を実際にプレイしてみて、これはもっと早くプレイしておけば良かったと思いました。
ストーリー自体は、わりと普通だと思います。
ただ、テンポが過去作より若干良かったのでしょうか、楽しくプレイすることができました。
また、演出も過去作同様に優れており、演出も良い恋愛ものとしては、2014年の作品の中では最高峰の1つといえるでしょう。
ここはクロシェットの強みですね。
画面の使い方とかも、相変わらず良い感じですし。

キャラデザについても、ブランドのファンの方には申し訳ないけれど、私は本作のキャラの方が好みですね。
まぁ、この辺は好み次第というとことでしょうか。

ここまでであれば、同年を代表する恋愛ゲーであるとしつつも、良作止まりだったのでしょう。
ただ、本作の場合、もう1点、特徴がありまして。
それが青姦になります。
なんかこの作品、青姦が多いんですよね。

本作は田舎の夏を舞台にした作品です。
田舎の夏の開放的な雰囲気の中で繰り広げられる青姦三昧。
なんとも素敵な響きではないでしょうか。
このような夏を過ごしてみたかったものです。

<評価>

基本的な作りとしては、良作相当の作品だと思います。
萌えとエロがしっかりとあり、背景も含めて、どれも水準以上の内容といえるでしょう。
そのうえで、青姦のバイブルとまでいえるかどうかはともかくとして、たくさんの青姦と優れた演出により、本作ならではの個性を出すことに成功した点を評価して、総合でも名作とします。

個人的には、クロシェット作品の中でも、本作が一番好きな作品でしたね。

ランク:A-(名作)

DL版

Last Updated on 2025-02-01 by katan

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