『Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!2』は1997年にSS用として、セガから発売されました。
サカつくシリーズ第2弾。
サッカーW杯の存在もあって、一番盛り上がったのもこの頃かもしれませんね。
<感想>
1作目は、育成SLGと経営SLGの要素を併せ持ったサッカーSLGとして、実に画期的な傑作でした。
もっとも、初代サカつくの発売された96年2月の時点では、まだそんなにサターンを持っている人も多くなかったですし、それに加えサッカーに興味のある人もそれ程多くなかったように思われます。
そのため、どうしてもマイナーな傑作って感じだったんですよね。
他方で、続編たる本作は97年の11月に発売されました。
この頃にはセガサターン本体も更に普及していましたし、目前に控えた98年のW杯「初出場」の影響も相まって、一気に注目度も知名度が上がったように思います。
今では多くの人がサカつくを知っていると思いますが、それはこの作品からなんですよね。
そういう意味では印象深い作品なのでしょうが、問題は中身ですね。
本作はシステム面ではエディットキャラを作れるようになりましたし、細かい点でも改善されていました。
グラフィックも綺麗になっていましたし、全体的にグレードアップして十分に名作と呼べる内容だったと思います。
ただ、どうしても前作ほどのインパクトはなくなりますし、難易度も下がりましたね。
それと、戦術面ではカウンターが強すぎたりで、バランス面でも少々偏りがあったのかなと思ったりするわけでして。
かなりはまった好きな作品だし十分に名作だとは思いますが、評価としては前作より劣るって感じでしょうかね。
まぁ、私の場合は大抵のSLGは初代で満足しちゃって、以後のシリーズはすぐに飽きちゃうタイプですから。
でもそれでも楽しめたのだから、基本的によく出来ていたのは間違いないでしょうけどね。
ランク:A-(名作)
Last Updated on 2024-12-06 by katan
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