妹「お姉ちゃんクソビッチなんで私にしませんか」

2013

『妹「お姉ちゃんクソビッチなんで私にしませんか」』は、2013年にWIN用として、夜のひつじから発売されました。

このサークルにしては珍しく、直球なタイトルの作品でしたね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
選択肢の数はかなり少ないので、攻略もかなり容易でしょう。

商品説明は下記の通り。
処女で一途だけどちょっとわがままなJKに振り回されたいあなたに!
ビッチだけどほんわか優しいお姉さんに癒されエッチされたいあなたに!
ビッチ姉 vs 処女妹。

合コンで逆お持ち帰りされた主人公は姉・木乃花と熱い熱い一夜を過ごす。
しかし翌朝、妹・咲耶佳が現れて言った。
「いいんですか? お姉ちゃん、ビッチですよ」
姉と他の男と絡む動画を見せつけられショックを受ける主人公に妹は告げる。
「私は処女です。……私にしませんか」「新品ま○こにぴかぴか子宮ですから」
「童貞なら処女と付き合うべきです。ぜったいです」ビッチ姉妹誘惑ADV!

★ エンディング2種+おまけ ★ 基本CG16枚+差分多数 ★ プレイ時間3~4時間ほど

<感想>

近年の同人ゲーはタイトルが長く、かつ内容に対し直球であり、商品説明を見ればすぐに内容が想像できるノベルが多いです。
それらと比べると、夜のひつじの過去作はタイトルも抽象的であり、プレイしないと分らない尖った部分が潜んでいたりするので、今の主流とは少し異なる方向性だったりします。
もっとも、本作のタイトル及び商品説明は具体的であり、また内容に特に捻った部分もありませんので、今風の雰囲気というか、いつもとは違った印象を受けます。

今作は尖った毒のような刺激がないので、その点では個人的には物足りなかったというか、このサークルに対し自分が一番求めている物はなかったように思います。
しかし、それは今作の質が悪かったというのではなく、あくまでも方向性の違いでしかないのでしょう。

姉の木乃花はビッチという設定なのだけれど、いわゆるエロゲらしいビッチというのではなく、ほんわかした癒し系のビッチでして。
ごくごく自然に、いつも間にか誘われてしまうと。
自分は妹一本なんだと心に決めていたとしても、もし自分が本当にその場にいたら、絶対Hを断れないような、そういう天然の魔性の上手さが木乃花にはあるわけでして。
いつもとは方向性が違えど、ライターの持ち味が上手く発揮されているなと、ここは素直に感心してしまいます。

他方で妹の咲耶佳は基本的には冷静なキャラなのだけれど、好奇心旺盛な年頃でもありますし、随所でインパクトのあるセリフを言いますので、処女という要素を抜きにしても、姉に負けない個性の持ち主です。

どっちもキャラが立っていて楽しいし、全般的にエロが中心なので、まさにエロゲをプレイしているって気になれるし、十分面白い作品でしたね。

<評価>

過去作は競合作品がほとんどないこともあり、その意味でも尖った作品でもありました。
それに対し今作は、テーマ的には被る作品も他に結構ありますし、フルプライスの良作とも比べざるをえなくなってくる面もあるので、個人的には佳作としておきます。
もっとも決して質が落ちたわけではないので、次回以降にも十分に期待が持てる作品といえるでしょうね。

ランク:C-(佳作)


マザコン天国 dl

Last Updated on 2024-11-06 by katan

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