韋駄天いかせ男2 人生の意味

1989

『韋駄天いかせ男2 人生の意味』は1989年にMSX2用として、ファミリーソフトから発売されました。

あの元祖爆笑&電波ゲーであるいかせ男の第2弾ですね。
サブタイトルにあるように、まさに人生を扱った作品でした。

<概要>

本作は、韋駄天いかせ男シリーズの2作目になります。

いかせ男は、ブラジルの農園で働いているところを、巡業中の韓国人レスラーに見出され、日本にやってきた男でして。
幼い頃に狼に育てられたため、片言の日本語しか話せないものの、動物的感により言葉だけで相手をイカすことが出来るのです。

主人公は共通ですが、ストーリーそのものは独立していますし、バカゲーっぽい作品ですので、本作からのプレイで全く問題ありません。

ゲームジャンルは一応ADVになるものの、かなり風変りです。
ADVというより、数字合わせゲーと言った方が分かりやすいかも。
具体的には、3つの2桁の数字を入力し、その数字に対応した単語が組み合わさることで文章になり、ゲージが変動していきます。
前作と同じなので、詳しくはそちらをお読みください。

やっていることは同じなのですが、シュールかつセンス溢れるテキストには更に磨きがかかり、前作ファンなら間違いなく楽しめる作りになっています。

<感想>

今回のテーマはサブタイトルのとおり、ずばり「人生」です。

主人公の岡崎満理亜2世は、前作に出てきた岡崎麦子のお姉さん。
物語は、彼女の母親が満理亜2世を身篭るところからはじまります。
両親の新婚初夜の日、ベッドにいかせ男が登場します。
設定的には生霊みたいな感じですかね?
何かもう、生物とか、そういうものは超越しちゃっています。
そして、いかせ男によっていかされた母親は、処女受胎しちゃいます。
旦那とはやってないし、いかせ男は言葉でいかせるだけですからね。
そういうことになるんでしょう。
母親のあそこから、にゅ~っといかせ男の腕が出てきてピースしてる光景は、何ともシュールでしたね。
いかせ男は、生まれてくる子供に「満理亜2世」と名付けるよう言い残し、去っていきます。

いかせ男と満理亜2世の出会いは、小学校の入学式になります。
そこで満理亜2世は、初めていかされてしまいます。

それ以降、いかせ男は満理亜2世の一生を通して、つきまとうことになるわけで、満理亜2世の一生を通してみることにより、人生とは何かを考えるのです。

母親はバイブが爆発して死亡し、父親は海外で流れ弾に当たって死亡するなど、満理亜2世は早くに両親を亡くすことになりますが、国税官の旦那様と結婚したり、その美貌を活かしてテレビのキャスターとして人気を得たりします。



そして最後は、いかせ男がお迎えにきて十字架に磔にされてしまうわけで、まぁ相変わらず、わけのわからん展開だったりします。
ここら辺は、かなりキリストと重ね合わせて作られている感じですね。
深いようでいて、やっぱり電波としかいえないストーリーなのですが、テキストセンスが秀逸なので、楽しめちゃうんですよね。

<評価>

総合については、ずっと悩んでいました。
個性が抜群なのは間違いないのですが、ゲーム部分にストレスがあるのは前作と同じですので。
※ちなみに、長所だけなら本作は3をも上回るか少なくとも同等だと思いますが、3はゲーム部分が改善されていることから、トータルでは本作より3の方を高く評価しています。
そのため、当初は良作と考えていたのですが、そのあまりにオンリーワンな性質を再評価し、総合でも名作とします。

まぁ、馬鹿ゲーではあるんですけどね、それでも最後の苦悩するいかせ男は無駄に印象的でした。
人にはすすめないけれど、妙に好きなゲームでしたね。

ランク:A-(名作)


Last Updated on 2025-05-17 by katan

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