姫りんごレポート

1991

『姫りんごレポート』は1991年にPC88用として、エレインソフトから発売されました。

メインヒロインよりサブヒロインの方が可愛いと思ったの、私だけですかね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

主人公は10歳以上年下しか愛せない炉利コン野郎で、念願の女子校の教師になったところから始まります。
目的としては、教え子である久美子をゲットできるかという感じでした。

<同人ノベルゲーム>

前にもどこかで書いたことでもあるのですが、昔からここを訪れる人ばかりでもないでしょうから、繰返し書いておきますと、ゲームへの認識からその人の遍歴って分かるものでして。
例えば、どれだけ古い作品を扱っていても、ノベルゲームがサウンドノベルから始まったと書いている人は、少なくとも80年代のPCゲームは知らず、ファミコンやSFCから後にPCゲーに入った人なのでしょう。
PCゲーには80年代からノベルゲームは幾つもありましたから。

他方で、90年から92年頃がノベルゲーが一番少なかったみたいに、たぶん私はどこかで書いたことがあると思います。
それを読んで、分かる人は、この人は同人は詳しくないのかなと思ったかもしれません。
実際、これもどこかで書いていますが、私はあまりPC88やPC98時代の同人は詳しくありません。
だからどうしても意識から外れやすく、この頃はノベルゲームが少なかったという印象になりやすいのです。

しかしながら、PC88時代の同人に詳しい人ならば、また違った見え方になっているかもしれません。
というのも、90年から92年頃も、ノベルゲームは幾つかあったからです。
どういうことかというと、確かに、この時期の商業ノベルは非常に少ないのですが、同人市場ではノベルゲーが少なからず存在していたからです。
ちなみに、私が後に調べた中での印象としては、91年が盛んだったのかなと思います。

本作も、91年の発売だったと思いますので、そうしたこの時期の同人ノベルゲームの中の1本になります。
まぁ、本作を制作したエレインソフトは、80年代の方が勢いがあったので、この時期のノベルゲーとしては、別の作品の方が紹介に適しているのでしょうが、仕方ないですね。

<感想>

本作はノベルゲームであり、具体的にはテキストを読み進めつつ、ときどき画面下部に2択の選択肢があらわれます。
選択を誤ると、すぐにゲームオーバーになるケースも多いのですが、しばらく進んだ後に詰むケースもありました。
そういう意味では、わりと凝っていたんですかね。

内容は、80年代の天午後みたいな感じです。
主人公は炉利な変態ですが、イケメン設定でもありますので、実はもてますw
いろんな女性からの誘惑があり、それに乗ると、その女性とはHできるものの、ゲームオーバーになってしまいます。
だから様々な誘惑を断りつつ、本命の久美子ちゃんにアタックすることになります。

・・・書いてて思った。
誤解を覚悟で書くならば、『キャプテン・ラヴ』のエロ版みたいなものか。
まぁ、『キャプテン・ラヴ』みたいなゲーム性とか面白さとかはないですけどね。
魅力的な他の女性からの誘惑を拒みつつ、あまり魅力を感じないメインヒロインを目的とする点で、両者が似ているってことですね。

<評価>

同サークルの過去作よりも物足りなかったのですが、総合としてはギリギリ佳作とします。

ぶっちゃけ、作品としてはあまり面白くはないので、内容だけなら凡作相当の作品だと思います。
ただ、この時期に同人ノベルゲーが存在していたことの証明になりますし、あとは『キャプテン・ラヴ』的な感じといいますか。
少し小難しく書くならば、魅力的なサブヒロインを振りつつ、魅力を感じないメインヒロインを目指すことの意義について、そうした論点をいち早く出した作品でもあり、そう考えるとなかなか興味深い作品と言えるかなということで、1ランク上げて佳作と考えます。

ランク:C-(佳作)

Last Updated on 2024-08-21 by katan

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