『Gabriel Knight: Sins of the Fathers』は1993年に、SIERRAから発売されました。
傑作として名高いGabriel Knightシリーズの第1弾になりますね。
<概要>
ゲームジャンルはP&C式ADVになります。
残念ながら日本語版はありませんので、英語版でのプレイになります。
<感想>
小説家の中には、ミステリーの女王と呼ばれる人がいます。
そして実は、ゲームの世界にもミステリーの女王と呼ばれる人がいるわけでして。
日本ではゲームが出ていないので、あまり知られていないかもですが、欧米ではジェーン・ジェンセンさんがその名で呼ばれているようです。
しばらくゲームから離れていたようですが、最近『Gray Matter』で復活されましたので、また名前を聞く機会が増えてきた感じですね。
さて、そのジェーン・ジェンセンさんの名前を不動のものにしたのが、いわゆる『Gabriel Knight』シリーズになります。
本作は、その記念すべき初代となる作品になるわけですね。
主人公のガブリエル・ナイトは、ニューオリンズで古本屋を営んでいるのですが、ブードゥー教にまつわる殺人事件を解くうちに、家系の謎へと発展していきます。
このゲームはポイント&クリック式(P&C)のADVなのですが、
ストーリー、グラフィック、狭義のゲーム性、そのどれもがお見事としか言いようのない完成度でした。
シリーズは全部で3作品あるわけで、個人的な好みでいえば2作目の方が好きなのですが、それは実写やムービーに因る部分が大きいです。
そのため、グラフィック関連を除いて考えるならば、もしかしたらこの作品が1番なのかもしれませんね。
まぁ、古い作品ではありますが、原点とも言える作品ではありますし、今はDL版で手軽に遊べるみたいですしね。
ルーカスアーツと並ぶ老舗中の老舗であるシエラ社の看板タイトルですし、海外のADVに興味のある人にはやってみてもらいたい作品と言えるでしょうね。
ランク:AA-(名作)
Last Updated on 2024-07-09 by katan
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