『ドラゴンフォース』は1996年にSS用として、セガから発売されました。
特に理由はないのですが、私は昔から、大勢によるバトルが好きなようでして。
<感想>
グラフィックはゲームの本質ではないと言う人もいるでしょうが、たとえグラフィックであっても、進化を感じとれて買って良かったなと思えることは、素直に喜ばしいように思うわけでして。
『ドラゴンフォース』はいわゆるSRPGで、国盗り系のSLGにRPG要素を加えたような感じです。
移動はリアルタイムで、これはオウガバトルとかに近いですかね。
ここら辺の基礎システムも変わっていると言えば変わっているのですが、やっぱり一番の魅力は戦闘にあるのだと思います。
戦闘は本作の最大のウリでもあったのですが、最大100人対100人による大勢のキャラによるものでした。
画面に大勢のキャラが出てくるという観点でみてみますと、88年に呉ソフトウェアから発売された、『シルバーゴースト』や『ファーストクイーン』があります。
あれは本当に衝撃的だったわけで、それに比べればインパクトではやや劣るんですけどね。
でも、こういう方向性のゲームがあるとは知っていても、見せ方次第で全然違って見えてくるわけです。
本作は96年前半に発売されたサターン用のゲームですから、サターンの性能で表現されたバトルは、素直に凄いなと思ったものでした。
私はPS2世代に移ったころには光栄の『決戦2』とかも好きでしたし、綺麗なグラフィックで大勢のキャラが戦うというのが、基本的に好きなのでしょうね。
冒頭の話に戻ってしまうのですが、新しいハードによって表現方法が進化したのだなと、端的に感じ取ることができますから。
<評価>
総合でも良作といえるでしょう。
サターン初期に、このような作品を遊べたことは良かったと思います。
今ではもっと大勢のキャラが入り乱れるゲームもありますし、それもアクションで自分で操作できたりもします。
そのため、時が経つにつれ面白さを感じ取れなくなるタイプのゲームかもしれませんが、それでも発売時にはとても輝いて見えた作品の1つなんですよね。
ランク:B(良作)
Last Updated on 2024-11-20 by katan
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