『秋桜の空に』は2001年にWIN用として、Maronから発売されました。
『ONE』みたいなゲームがあるよって話を聞いてプレイした作品でしたね。
<感想>
『ONE』はkeyの原典みたいなゲームであり、名作として語り継がれている作品でもあります。
その特徴は大雑把に言えば、序盤は笑えるような日常があり、終盤は泣けるようなシリアスな展開があることなのでしょう。
そして多くの人が知るように、keyが支持を得るにつれて、他にも後を追うように泣きゲーが増えていきました。
しかしながら当のkey自身も含めて、笑えるゲームというのは案外増えなかったように思います。
そんな時にこの『秋桜の空に』の噂を聞き、新ブランドの処女作ということによる期待と不安の両方を抱きながら、購入に至ったのです。
結論から言うと、すっごく笑えました。
『ONE』より後の作品から本作をプレイするまでの中では、これが一番笑えました。
笑いの感性は人それぞれなので、自分が笑えたからとの理由だけで皆にオススメとまでは言えないですけどね。
ライターは竹井10日さんなので、今なら他のゲームや小説で馴染みのある人もいるでしょう。
もしライターの文章が自分に合うのであれば、この作品も大爆笑できる可能性は高いのではないでしょうか。
当時は全然知名度はなかったのですが、個人的にはプレイ途中は凄く楽しめました。
ただ残念なことに、笑えるというそれだけだったんですね。
泣きとまではいかなくても、もう少し終盤をキッチリしていれば名作だったでしょうに。
竜頭蛇尾というか、非常に惜しい作品でした。
<評価>
システム面の弱さとラストの弱さがあるので、個人的には良作止まりかなと思います。
ただ、とにかく理屈ぬきに笑える作品ですので、笑えるゲームを求めている人にはかなりオススメですね。
ランク:B(良作)

Last Updated on 2025-02-13 by katan
コメント
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懐かしい。
XPで動かなくてションボリした覚えがあります。
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初期の状態ではXPは不可だったんですよね。
あの頃はゲームをやるならWIN98SEが最強という説も強くて、個人的にもWIN98SEは手放せないって印象が強かったです。