『天使たちの午後5 ~狙われた天使~』は1992年にPC98用として、ジャストから発売されました。
ヒロインの見た目が好みで、発売前は凄く期待していた作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはコマンド選択式ADVになります。
本作はシリーズ5作目なのですが、各作品間に繋がりはありませんので、本作からのプレイでも全く問題はありません。
主人公は舞台監督で、ヒロインは幼馴染の人気ロック歌手。
芸能界が物語の舞台ということで、ゲームでは比較的見かけないタイプになるかと思います。
あらすじとしては、コンサート会場でヒロイン美紀の弟が殺害され、その犯人探しをすることになるというものになります。
<感想>
さて、肝心の中身なのですが、唯一の見所といいますか、サウンドは設定とマッチしていて、他のアダルトゲームともちょっと違った雰囲気を醸し出していました。
ここは良かったと思います。
また、設定についても、学園ものが多い天午後シリーズの中では異質な感じでしたし、アダルトゲーム全体を見渡しても、かなり珍しいのではないでしょうか。
だからこそ、個人的には最も期待したシリーズ作品でもあったわけでして。
でもね、ここまでならというか、設定やサウンドというプレイ開始時に最初に入ってくる部分は良いので、掴みはOKなのですが、その後は正直イマイチでしたね。
ストーリーは並だし、グラフィックも少し崩れてる上にHシーンも大人しめになっています。
このシリーズはある意味Hシーンの過激さがとりえだったのに、それが弱いんじゃね・・・
92年の作品なので、事件後ということで一番エロ薄の年の作品なので、仕方ないかもしれませんけどね。
操作性も、確かマウスに反応しなかったはずで、イマイチでした。
システムはコマンド選択式で、女の子を犯せばゲームオーバーですが、基本的にはよくあるシステムと言えるでしょう。
記憶が曖昧になってきてるのですが、従来の天午後シリーズも大したストーリーじゃないのも多かったわけで、それでも結構楽しめたんですよね。
続編の6も、文句はありながらも一気にやりましたし。
本作は他のシリーズ作品よりフラグ立てが面倒で、それがテンポの悪さにつながり、作品に対する悪い印象につながったのかもしれませんね。
<評価>
総じて、設定とサウンドから醸し出される雰囲気以外は、特に見所のない作品でした。
シリーズの4作目まではそれなりに成長していましたし、本作もキャラデザは好みだっただけに、ちょっと残念な作品でしたね。
ランク:D-(凡作)
Last Updated on 2024-06-22 by katan
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