『ブランマーカー2』は1995年にPC98用として、D.O.(ディーオー)から発売されました。
ディーオーの代表作でもある、大作RPGシリーズの2作目になります。
<概要>
ゲームジャンル:RPG
主人公は前作に引き続き17歳の、女戦士シャミー・リスニィ。
(当時はこの表現がOKだったんですね)
前作で水晶玉事件を解決し「ブランマーカー」を授かったシャミーは、相棒のヴィガと船でテラ大陸に向かうところから始まります。
その旅によりシャミーは「ブランマーカー」の意味、過去からの宿命などを知り、真の勇者として成長していくのです。
<感想>
と、まぁこんな感じのストーリーですが、基本的には良くも悪くも典型的な普通のRPGってところでしょうか。
一番の魅力は、何と言っても主人公シャミーの可愛さにあると思います。
D.O.(ディーオー)というと広崎さんの絵がすぐに思い出されますが、上手いことは上手いものの玄人受けって感じで、初心者とかには敬遠されがちです。
その点、本作の絵柄は一般受けもしやすいと思ったのですが、そのわりには知名度が低いような・・・
ゲームジャンルは、フィールドタイプのRPG。
RPG全体としてはオーソドックスなのですが、当時のアダルトゲームのRPGはダンジョン物が多かったので、アダルトゲームに限ってみれば珍しい方かもしれません。
ゲーム自体も結構良く出来ていて、途中から一般物のRPGをやっているような気分でした。
SFC時代のRPGが好きな人なんかには良さそうですよね。
一応本作の特徴として挙げるならば、ダンジョン内のトラップがかなり多かったように思います。
RPGのゲーム部分にもいろいろな部分があります。
戦闘や育成だけでなく、近年は自由度も重視されてきています。
そのゲーム性の1つにダンジョン内でのトラップ解除、謎解きがあると思いますが、これは近年は逆に軽視されてる気がするんですよね。
でも、謎解きが好きだよって人も当然いるかと思いますし、そういう人には本作は向いているかと思いますね。
<評価>
総じて、良く纏められたゲームだったと思います。
ただ、特徴である謎解きなんかは私はADVに求めますので、そうなると強力な長所がなくなってくるんですよね。
そのため、総合では良作と判断しておきます。
ところで、本作が発売されたのは95年。
前作が91年でしたので、結構待たされたわけです。
それでいて、実は本作は完結編ではありません。
当然3の発売が待たれるわけですが、一体どうなることやら・・・
もう無理なのかもしれませんね。
しかも1と2がセットになったのがリメイクされたのですが、絵師が代わって雰囲気が別物になってしまいましたし。
今の絵で3が出ても、ちょっと考えちゃいますよね。
ランク:B(良作)
Last Updated on 2024-10-26 by katan
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