爆乳! デカ尻! 海女叔母さん

2012

『爆乳! デカ尻! 海女叔母さん』は2012年にWIN用として、スタジオポークから発売されました。

マニアックな属性ながらも、良質な人妻ゲーでした。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系のADV。
選択肢は一つしかなく、攻略は非常に容易です。

商品説明によると以下の通り。
仕事の都合で10歳まで過ごした離島の叔母の家へ居候する事になる主人公。
叔母である大野真理子は、進一を昔と変わらず家族のように迎え入れてくれる。
昔と違う事は、真理子が海女さんになっていた事。
海女着から漂う熟女の色香に、叔母としてではなく女として意識していくように。
女を忘れつつあった、無防備な熟女が葛藤しつつも、若いチ○ポにメロメロになっていくADVです。
進一視点と真理子視点で物語は進んでいきます。

大野真理子、38歳、進一の叔母。
快活で世話好きで面倒見のいい女性。
進一の母である姉が亡くなった後、進一に姉の変わりに愛情を注いできた。
スキンシップが多く、叔母バカで進一を実の息子のように思っている。
夫と娘が居る。

<感想>

たぶん、どこに重点を置くのかでも印象が変わってくるのかなと。
まず、「海女」っていう設定が珍しいので気になってしまうと思います。
確かに海の中とか、「らしい」と言えるシチュはありますし、立ち絵も海女さんの格好なので、通常のゲームとは異なります。
しかし、海女であることに深く特化した作品ではないので、海女さんという一点だけに注目すると物足りなく感じるかもしれません。

また、ヒロインは主人公の叔母であり、加えて育ての親でもあります。
そこで近親相姦的なものを求める人も中にはいるかもしれませんが、あまりそういう感じでもありません。
したがって、この点に期待しても、あまり満足できないかもしれません。

じゃあ本作は駄目な作品かというと、全くの逆です。
人妻を寝取る寝取りゲー(NTL)としては、かなり優秀なのですよ。
叔母は最初は嫌がりますし、説教すらします。
その後の抵抗から次第に堕ちていく過程が、とても丁寧だったんですね。
すぐ堕ちたり背徳感のかけらもない作品も多いですが、叔母が最初の時点でしっかりした反応を採ったことが好印象でした。
基本的に主人公視点で進むものの、途中でヒロイン視点を挟んだのも、今回は上手く作用していました。
結局は堕ちていくものの、展開に無理がないなと自然に楽しめた作品は、意外とないですからね。
この点に関してはここ数年でもトップクラスだと思います。

個別のシチュとしては、旦那に腕枕されているところを後ろからというのが、個人的にはツボでしたね。
やっぱりこういうジャンルは寝取られる相手の姿も写っていないと。

ライターのシャア専用◎さんの作品はいろいろプレイしてきましたが、こんなに上手かったっけかと驚かされたのが率直な感想です。
作品ごとに上手くなっているので今後更なる代表作が生まれるかもしれませんが、とりあえず本作の出た段階に限るならば、ライターにとっての代表作と言って良いのではないでしょうか。

<グラフィック・サウンド>

基本CGは30枚で、1890円という価格からすれば結構多い方でしょう。

ここも何に重点を置くかで、少し印象が変わってくるかもしれません。
爆乳! デカ尻!と書かれてしまうと、どうしてもそこに注目してしまいます。
でも、奇形じみたデカ乳も平然と横行する今日のエロゲ市場にあっては、本作の乳は必ずしも爆乳ではありません。
尻も一枚絵ではそれなりに大きいのですが、立ち絵とかだとあまり目立たないように感じます。

だから字面だけだと違和感もあるのですが、プレイをしている上での満足感はかなり高かったです。
少し崩れかけてきた熟女的意味での美形であり、ムチムチでエロい、理想的な肢体が描かれています。
下手にタイトルに引きずられずに一人の魅力的な熟女を描いた点は、結果的には良かったように思います。

ちなみに、叔母の娘も出てきますが、Hシーンも声もありません。
割ける容量は全部叔母に注ぎ込んだということであり、攻略対象は一人しかいないものの、その分だけ濃厚になっています。

<評価>

海女であるという本作ならではの部分をもっと強調できれば、文句なしに名作扱いだったのですけどね。
その点は少し惜しかったなと思いますが、人妻寝取りゲーとしては優秀な作品だと思いますし、オススメできる満足度の高い一本だと思いますね。

ランク:B-(良作)


爆乳! デカ尻! 海女叔母さんdl

Last Updated on 2024-11-27 by katan

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