『ドラクリウス』は2007年にWIN用として、めろめろキュートから発売されました。
萌えて燃えられる伝奇モノという、めろめろキュートの2作目にして出世作になった作品でしたね。
<感想>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
ストーリーは吸血鬼として目覚めた主人公がバトルを繰り広げる、伝奇バトルモノになります。
そこに可愛いキャラたちや楽しい会話が加わってくるわけですね。
萌える要素に、燃える展開を有した、伝奇物語。
路線的には、やや狙いすぎではないかと若干思うものの、いかにも当時の主流層に受けそうなものを詰め込んできています。
こういうのは、おそらくこの当時のラノベでは、発売自体無理だったろうなと思うわけで。
何かで見かけたのですが、吸血ネタが流行して、新人賞の応募ネタがそればっかりになったものだから、吸血ネタというだけで除外したみたいですから。
そういう時期にこういうネタを持ち込んだら、それだけでアウトでしょう。
まぁ今のラノベは節操がなくなっていますので、うけるネタだと思えば2重3重にかさなろうとも、平然と発売してしまうのでしょうけどね。
何事も時期が大切なんでしょう。
もっとも、ラノベ業界が変わったといっても、それもユーザー層が変化したから、それに対応しただけなのかもしれませんけどね。
昔なら前に出てきたものと被るのは良くないとなったのでしょうが、ゼロ年代に入ってからは
「~が好きなんですけど、同じようなの他にないですか?」って、そんな言葉をうんざりするほど見てきました。
私だったら「~が好きなんですけど、被らないのないですか」って、そういう風に言いそうですけどね。
こういうのも時代の変化なのでしょう。
ともかく時代が同じようなものを望むのであれば、それに対応しましょうっていうのが、今のラノベやエロゲの市場なわけでしょ。
まぁ面白ければ何だって構わないってのが、大半なんでしょうけどね。
実際この作品も、日常パートやキャラ同士の掛け合いは楽しかったですし。
これで個別ルートとEDまでしっかり用意して掘り下げていたら、キャラゲーとしても十分に満足できたでしょう。
しかしED数はかなり少なく、個々のキャラごとのルートがなかったので、長所になりえそうなポイントがなりきれなかった感じで、ちょっと勿体無かったですね。
その分、メインのストーリーは長かったわけですが、こちらはやや尻すぼみな感じで、伝奇モノとしてもバトルモノとしても普通に楽しめるのだけれど、本作ならではというものを感じられませんでしたので、やや物足りなさや特に単調さを感じてしまいました。
グラフィックも一枚絵とかは良かったのですが、立ち絵とか雑なのもありますし、全体ではこれまた普通ってところでしょうか。
<評価>
総じて、ちょっと改善すれば良作になりえただけに、何かいろいろと勿体無い作品でした。
個別ルートもあれば良作になっただろうし、前半の勢いのまま最後まで突っ切られたら、名作にもなりえたんでしょうけどね。
一応は伝奇系のバトルモノなのですが、伝奇や熱い展開だけを求めるなら他の作品を優先させた方が良いでしょう。
しかし萌え+燃えのコラボこそが最強と考えたり、可愛いキャラに熱い展開というものが好きならば、楽しめる可能性が格段に上がる作品のように思いますね。
Last Updated on 2026-03-01 by katan



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